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663 迷惑だと言ってるだろうが!

「あんた、それは厚かましいんじゃないか。自分の希望だけで勝手なことをされては。困る人も大勢いる。そこは考えてもみないのか」

「イコマさん。お言葉ですが、本当にそう言えるかどうか、バードさんやレイチェル長官に確かめてくれませんか」

「なに!」

「きっと彼女達はオーケーと言ってくれるはずです」

「なにを勝手な!」

「ですから、彼女達に確認してください」



 なんだ、レイチェルに会いたいとは。

 おまえは、情報部局の一職員ではないか。


 レイチェルは雲の上の存在で、話しかけることもままならないと言っていたのは、おまえだ。


「断る」



 ハワードの表情が曇った。


「そうですか。残念ですが、直接出向くしか方法はないようですね」

「なに! 来るつもりか」

「もちろんです。できれば、イコマさんにもご了解を頂いた上で、と思っていたのですが」

「来るな。迷惑だと言ってるだろうが!」

「それはレイチェル長官ならびにンドペキ隊長が決めることではないでしょうか。失礼ですが、あなたに私の行動を止める権利はないはずです」



 怒り心頭。しかし、

「失礼な奴め」

 というほかない。


「では、後ほど。二時間ほどで伺います」


 ハワードは、深々と頭を下げて出て行った。

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