表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
645/731

645 魔法でもあると思ってたん?

「俺を見つけ出してくれた状況は、だいたいわかった。しかし、俺の、つまりイコマとしての記憶はどうやって取り戻してくれたんだ? たった今のこと」

「タブレットのこと?」

「そう」


 あれは、生駒延治という人物の記憶を、海から正確に抽出するための基礎データ。

 つまりフックのたくさん付いた網みたいなものね。

 それに加えて、あなたの脳に埋め込まれているマイクロ装置を動かすプログラム。

 そしてアギとなったノブの思考と同期させるためのプログラム。


「ちょっと待ってくれ。俺の脳に、そんな機械が入っているのか」

「当然やん! マトは本当に何にも知らないんやね」



 それがあるから、脳の動きを政府のコンピュータが吸い出すことができるんじゃない。

 それがあるから、監視衛星であろうが、通信傍聴システムであろうが、個人を特定できるんじゃない。

 それがあるから、死んだとき、その位置に次元の扉が開くんじゃない。



「魔法でもあると思ってたん?」

「そうだったのか」


 知らないことだらけだった。


 ユウは少しだけ、大阪イントネーションになっていく。

 ンドペキは、そんなことにも胸を震わせた。


「その装置は、出力だけじゃなく、アーカイブを作り続けてる。だから再生時に、記憶をインプットできるねん。私はそれを逆手にとって、生駒延治の記憶をあなたにインプットしたのよ」



 大阪イントネーションはうれしいが、話の内容には背筋が寒くなる。

 となれば、あらゆる人間の記憶や知識や感情を、入手できることになる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ