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628 なるほど、そういう見方もあるか
「イコマ、どう思う?」
「パリサイドは天秤に架けているんだろ。アンドロかレイチェルか。どちらと話し合うか」
「うむ」
「ほとんどの街はパリサイド拒絶の方向だが、まだ、明確な表明はしていない。しかもニューキーツはアンドロの支配下。このような状態でこちらを支援するというのは、他のパリサイドの手前、JP01もやりにくいんだろう」
それは理解している。
「しかし、JP01はチョットマとスミソを助けてくれた。あのときのようなことを期待しても、やはり難しいかな」
「逆にこうとも言える。こんな状況になっていても、パリサイドはレイチェルを、そしてあんたを、ひいては地球人類を見捨てていないということ」
なるほど、そういう見方もあるか。
いわば、我々は虫の息。
自力で街を奪還する手立てもない。
いずれは洞窟を取り囲まれてあぶりだされてしまう。
そんな我々にJP01はまだ望みを託している、と言えるのかもしれない。
「JP01の話、あんたも指名された。いったい何かな」
「さあ」
ンドペキとイコマとスゥ、そしてJP01。
このメンバーで何を話し合いたいというのだろう。
フライングアイに表情はない。
イコマは言葉少なだが、今なにを思っているのだろう。
ンドペキは不安を抱えながら、洞窟に戻った。




