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604 武器は預からせてもらう
「案内しよう。ただし、武器は預からせてもらう」
「むろんだ」
男が見張り隊に武器を預けた。
「こちらへ」
すでに、レイチェルには連絡済みだ。
レイチェルは、まず、ンドペキと自分の部屋で話をしておきたいと返してきていた。
ンドペキは背中を向け、洞窟に入った。
「中は暗く深い。床も斜めになっている。注意して飛び降りられよ」
「了解仕った」
ロクモンの回りは、隊員達が幾重にも固めている。
武器を水平に構えている者もいるが、ンドペキは自由にさせていた。
発砲することはない。
それくらいの応対で、この男には十分だ。
「しばらく待たれよ」
大広間にロクモンを残し、ンドペキはレイチェルの部屋に向かった。
パキトポーク以下の手誰がロクモンを取り囲んでいるので心配はない。
ロクモンは、勧められた椅子には座らず、ヘッダーもマスクも外そうとする。
強面の髭面が現れた。
フライングアイが飛んできた。
「うむ」
「では」




