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589 打開策は、ふたつ

 ンドペキは悶々とした時を過ごしていた。


 チョットマとネールたちによって、街の様子は理解できたし、地下通路を伝って街に帰還する、あるいは攻め込む方法があることもわかった。

 しかし、政府軍は依然としてレイチェルの書簡を信用しないばかりか、徐々に南下を始めている。

 エーエージーエスのアンドロ軍は一向に出てこないし、だからといって攻め込むこともできない。


 八方塞だった。



 この洞窟に縛り付けられたままでは、ジリ貧になることは目に見えている。

 他の街の軍が、ニューキーツのアンドロ軍を攻め落とすかもしれないが、漠然と待つことはできない。


 打開策は、街に攻め込むか、再度、パリサイドに援助を頼むか。

 このふたつしかない。



 街に攻め込むのは、危険で、無謀な戦いになる。

 背後の政府軍が僚軍として動いてくれれば、勝ち目はあるかもしれない。

 万に一つという程度の可能性に賭けることになる。


 翻って、パリサイドに頼むのは、もし断られても損失はない。

 問題はその方法だけだ。

 あれきり、KC36632も姿を見せない。JP01も。


 相変わらず、空はパリサイドに覆われて暗いが、だれも降りてこようとしない。

 呼びかけてみたところで、声が届いているのかいないのか、全く反応はない。



 やはり、俺が出向くしかないか。


 行くなら、自分が行く。

 それは決めている。

 パリサイドのコロニーに乗り込むことに躊躇はない。

 躊躇させるものがあるとすれば、それは最も基本的なこと。

 何を依頼するのかということだった。


 パリサイドに街を攻撃して欲しいのか。

 彼らがどんな攻撃をするのかわからないが、それは多くの市民を巻き添えにする。

 しかも、アンドロ無しには街の存続はできない。


 アンドロ一派の首謀者であるといわれるタールツー。

 この女のみを亡き者にする方法はあるのだろうか。


 また、エーエージーエスに潜んでいると思われるアンドロ軍を、パリサイドは攻撃できるだろうか。

 そもそも、そこに今もやつらが潜んでいることさえ怪しくなりつつある。



 なにを依頼すればいいのか。

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