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ニューキーツ/美少女戦士 膝を抱えての段:SFミステリー/トゥシー・イントゥ・ザ・ヒューチャー第1話  作者: 奈備 光
50章 こいつ……、呪術師……、何を知っているんだ……
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580 見くびっちゃだめだぞ

「さて、三つめ。これが最後だよ」

「うん」

 スゥの反応はあくまであっさりしている。


「パリサイドはきわめて高度な肉体構造を持っている。これは知ってるな。しかし、思考力は? 精神は? 個性は? 思想は?」

「さあ」

「様々な報告によれば、パリサイドはきわめて均一な者の集団だという。例を挙げると」



 パリサイドの集団には、リーダーがひとりとその取り巻きが数人いるだけで、後は全員が等しい立場にある。

 思考も思想もかなり均質なため、争いは起こらず、伝達事項は瞬時に隅々まで伝わり、統一した行動を取る。


 数千人いようが百万人いようが、それは同じだそうだ。


 ただ、知能が低いかというと、全くそうではない。

 ジョークも言えるし、文化度も高い。

 美しいものに対する執着もあるし、遊び心もある。


 社会構造も単純ではあるが、洗練されている。

 特に、あの高度な体を作り上げたことからもわかるように、科学に対する知見は相当進んだものがあり、地球人類が及びもしない技術力を有している。



「シリー川の会談でも、パフォーマンスを見せてくれたそうじゃないか。しかも、それを演じた女性は地球人の顔をしていた」

「ええ」

「余裕さえ感じるね。彼らの知能は極めて高度。見てくれとはかなり違う。均質な思考とは矛盾するかもしれないが、個性もある。バランスが取れているんじゃな」



 情報提供は終了だ。


「最後に言っとくが、パリサイドを見くびっちゃだめだぞ」

「わかったわ」


「数日前、北の荒地で、ひとりのパリサイドが地上に降りたそうだ。すぐに飛び立って上空の仲間と合流したが、それが何を意味するのか、誰にもわかっていない」

「……」


「そこで何かをしたはずなんだ。あんたら、あっちの方面にいるんだろ。東部方面攻撃隊と行動を共にしているなら、注意しておいた方がいいぞ」

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