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ニューキーツ/美少女戦士 膝を抱えての段:SFミステリー/トゥシー・イントゥ・ザ・ヒューチャー第1話  作者: 奈備 光
50章 こいつ……、呪術師……、何を知っているんだ……
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579 大げさに相槌を打てば、情報料が跳ね上がる

 一年ほど前のことになる。

 パリサイドから数名の使節団が来た。

 彼らは南極大陸のアームストロングに降り立った。

 友好のための表敬訪問という名目である。


 どんな要求もなかったし、地球側からも希望することはなかった。

 わずか二日滞在しただけで、太陽系外に飛び去っていった。

 だが、そのことは固く伏せられた。

 神の国巡礼教団に対する嫌悪感が、まだ強いからである。



「ところで今、こうしてかなりの数のパリサイドが出現した。これはどこから来たんだ? 不思議じゃないかい?」

「なるほど、そうですね」


 イコマはそう言ったが、スゥは微妙な顔を作ってみせただけだ。

 大げさに相槌を打てば、情報料が跳ね上がるのかもしれない。


「その使節団は、小さな宇宙船に乗ってきたというんだよ」

「ん?」

「今回、そんなのが、数百、数千も着陸したかい?」


「勿体つけてないで。私達、急いでるんだから」


 ライラは、フンと唸っただけで、解説を付け加えた。

「一年前に着陸した時点で、すでに多数のパリサイドを地球に送り込んでいた、という説がある」



 使節団は見せかけの先遣隊。

 人知れず、何らかの生体を、その宇宙船が運んできたというのだ。


 その生体は、どこかで一年かけて成長を続け、各街に分かれて同時に会談を申し込んできたらしい。


「パリサイドは、実はもう一年も前から、地球に住んでいたんだよ」

「ほう」

「あたしゃ、きっと海の中にいたんだと思うな。海は、もう誰も見向きもしないからね」

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