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ニューキーツ/美少女戦士 膝を抱えての段:SFミステリー/トゥシー・イントゥ・ザ・ヒューチャー第1話  作者: 奈備 光
50章 こいつ……、呪術師……、何を知っているんだ……
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578 勿体つけてないで、言ったら?

 イコマは迷ったが、スゥがまた座り込んでしまった。

 そして、久しぶりに口を開いた。


「ライラ、それは私たちに関係したことね。勿体つけてないで、言ったら?」


 ライラが鼻で笑った。

「フン。これはお代をいただくよ」


 ライラの示した情報料は、かなりの高額だった。

「じゃ、いつものように、付けておいて」




 情報とは、パリサイドに対する各街の対応についてだった。

 今、全世界にある街の数は六十七。

 そのうち、明確にパリサイドを受け入れると表明したのはわずか二。

 拒否は十八。

 あとはまだ正式表明をしていない。

 ニューキーツもここに含まれる。


 受け入れる街では、歓迎の祝賀会まで催したところもある。

 一方で、一触即発の睨み合いに発展している街もある。


「人類も情けないねえ。こんな重要なことさえ決めるのに時間がかかる。しかも、一枚岩になれない。今、パリサイドの要求は、統一見解を出せ、ということ」


 ライラがなぜか、にやりと笑った。


「ここからが本当の情報だよ。まず、ひとつめ」



 パリサイドの社会では、厳格な上下関係がある。

 宗教団体であったことの名残だ。


 地球に帰還してきた第一陣の各部隊の長は、リーダーというような立場で、組織の中では下位の幹部という程度である。

 一応は職責であるが、それらは横一列であり、いわば同僚。

 街の数は六十七。従ってパリサイドのコロニーも六十七。

 すべてを六十七人のリーダーの合議によって決めているという。


「地球の人類とは大違いだね。さて、ふたつめ」

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