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ニューキーツ/美少女戦士 膝を抱えての段:SFミステリー/トゥシー・イントゥ・ザ・ヒューチャー第1話  作者: 奈備 光
50章 こいつ……、呪術師……、何を知っているんだ……
574/731

574 アンドロに知り合いがいるんでね

 目新しい情報もあった。


「アンドロの連中は、パリサイドに使者を送ったらしい。互いに干渉しないという申し入れらしい」

「ほう、そうなんですか」

 スゥが黙っていたので、イコマが相槌を打った。


「向こう一年間という期限付き」

「その後は?」

「そのときに話し合うってことさ。それまでは、パリサイドがシリー川に住むことを黙認する内容らしい」



 一年。

 アンドロは、街を完全掌握するまでに、それだけの期間が必要だと思っているということか。



「かなり、悠長ですね」

「ん、まあ、そうともいえるかな」


「アンドロが生殖機能を手に入れ、人と同じような感情を持つようになるまで、ということかな」

「ん? あんた、物知りだね。どこで聞いたんだい?」

「まあ、アンドロに知り合いがいるもんでね」

「そうなのかい。珍しいアギだね。この間は失礼なことを言ったかな。謝るよ」

「いえいえ。こちらこそ失礼しました」



 アンドロがそれらを手に入れるのに、どんな方法を使うのだろう。

 それが話題になったが、そろそろ引き上げ時だ。



 ホトキンをエーエージーエスに連れて行ったことを、すでにライラは知っている。

「これだろ。あの子に返しておくれ」


 聞き耳頭巾の布地と、ハクシュウの手裏剣を出してきた。

「触らせてはもらったけど、大事に保管しておいたよ。確認しておくれ」

「確かに」

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