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571 途中まででも案内してくれると助かる
やっとスゥが目を合わせた。
「えっ、もちろん大丈夫」
「暗証番号は?」
スゥはニッと笑って、任せて、と言う。
「でも、途中まででも案内してくれると助かるけど」
「じゃ、私が」
「ダメ。チョットマのパパさん、よろしくお願いします」
「どうしてもダメ?」
「却下!」
残念だったが、仕方がない。
遊びじゃないのだから。
クシという名は出さなかったが、ネールも気にしてくれているのだろう。
そう考えて、チョットマは引き下がることにした。
「パパ、大丈夫?」
「もちろん」
「補給路の確保という点では、問題なさそうだな。スキャンが利いていなくて、兵士もいなければという条件付きだけど」
「そうね」
「どのみち、あそこを通るしか、ルートはないんだろ」
「そうみたい。ここは一本道だし」
「あった!」
イナレッツェがプリブのデスクから、マップを探し出した。
「おお! かなり詳しいぞ。使える!」
建物の一階から地下のエリアをかなり網羅している。
ビルの出入り口からこの部屋までの経路も明示されている。




