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569 ここは何階だ?
さて、ここからが作戦の本番である。
「拠点、どこにする?」
門番の部屋を出て、坂道を上り、上の通路に出た。
人っ子一人、いない。
ネールは浮かない顔だ。
「あれ、さっきのこと、怒った?」
「んなことは、どうでもいい。チョットマ、ここは何階だ?」
「たぶん地下五階か六階。もしかすると八階とか十階かもしれないけど」
「そうか、一旦、プリブの部屋に戻ろう」
ローブの男とのひそひそ話が聞こえていたのかもしれない。
それを気にしてくれたのかもしれなかった。
プリブの部屋に戻った四人とフライングアイは、休憩を取った。
イナレッツェが冷蔵庫を発見した。
「こりゃいい。冷えた果物がある」
軽食を取りながら、イナレッツェが軽口を叩いた。
「あんた達、そんなに仲よかった?」
「誰と?」
「だって、さっき、自分で考えろって言い合って。仲良しならではの喧嘩みたいだったよ」
「ふうん、そう」
たしかにチョットマはリラックスしていた。
以前の任務に比べれば、簡単な作業だ。
実質的には、あちこち歩き回って、マップを作りさえすればいい。
クシの存在が不安ではあるが、ライラに会うのも楽しみだった。




