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552 私のことは放っといて!

「ここにいたのか」


 チョットマは、アヤのベッドの脇に胡坐をかいて座り込んでいた。

「探したぞ!」

「なぜ、来るの! ンドペキは今、大変なのに!」

「こっちへ来い」


 ンドペキはチョットマを部屋の外へ引きずりだした。

 なんとなく、アヤに聞かれたくない。



「もういいから! 早く自分の仕事に戻って!」

「でもな」

「私のことは放っといて!」


 チョットマは、手を潜り抜けて扉をバタンと閉めてしまった。


「ごめんよ。今度、ゆっくり話そうな」

 扉に向かってンドペキは呼びかけた。



 隣の部屋に入るなり、レイチェルの膨れ面がお出迎え。

「ゆっくり話って、誰に言ったの? バード?」


 この通路には、女性陣の部屋が並んでいる。

 一番奥の立派な扉の付いたスゥの部屋に続いて、レイチェル、アヤの部屋が並ぶ。


 聞こえていたのだ。



「そんなことより、今後のことを報告しておく」


 作戦について、事前に話はしてあった。

 目新しい報告事項はない。

 ただ、聞いておきたいことがある。


「レイチェル。言いにくいことだが」

「なに?」

「作戦が上手くいかなかった場合、君はどうする?」


 状況によって、レイチェルの取るべき行動も様々に変化するだろう。

 ただ、最終的な覚悟を聞いておきたかった。

 それによっては、自分達の行動も変えざるを得ないかもしれない。

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