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548 作戦の大筋

 翌朝、ンドペキは予定通り、作戦会議を開いた。

 まず、ハクシュウの隊だった者の転籍を発表した。

 一人ひとり、ンドペキ、パキトポーク、スジーウォン、コリネルスの各隊への移動を伝えていく。

 神妙な雰囲気になるが、しかたがない。

 いつまでもハクシュウの代行として、残存部隊を率いるわけにもいかない。



 作戦の大筋はすでに決めてある。


「まず、イコマ氏に正規軍への使者を頼む」


 フライングアイの体にレイチェルの書簡をぶら下げても飛べる、これを実験によって確かめてあった。

 反対意見は出なかった。


「次は、アンドロ軍の現状を把握すること。これもイコマ氏に頼みたい」


 エーエージーエスにタールツーの軍勢が潜んでいるとしても、彼らがチューブの中にいるのか、扉の前の階段にいるのかによって、戦術は大きく異なる。

 扉の前の階段に留まっているのなら、比較的攻撃しやすい。

 地上の入り口さえ押さえれば、後はいわば袋の鼠だ。

 しかし、もしチューブにいて、それをオーエンが容認しているのなら、かなり厄介なことになる。



「攻撃は、ンドペキ隊、パキトポーク隊、スジーウォン隊にて当たる。ただし、やつらがチューブに入っているなら、作戦は練り直しだ。オーエンの協力を取り付けられることが条件」

 これにも反対意見はなし。


「首尾よくエーエージーエスのアンドロ軍の動きを封じ込めることができたら、我々の行動も楽になる」


 タールツー軍を叩くことができれば、政府軍防衛隊にこちらに正義があると認めさせるスタート点に立つことができる。

 それに加えて、背後からの攻撃を気にしなくてもよくなり、街の奪還作戦にも戦力を割けることになる。



 早速、フライングアイが飛び立っていった。

 ひとつは書簡を持って、正規軍、ロクモンの陣地へ。

 ひとつはエーエージーエスに向かって。

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