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547 三点減点
「ところでさ。ノブはンドペキをどう思う?」
「ンドペキ?」
「好きか嫌いか、で点をつけたら、何点くらい?」
抱き合った後の他愛ない会話そのものに、ユウが聞いてくる。
「んー、そうだな。考えたことないけど、アヤちゃんを助けるのに奮闘してくれた。だから十点満点かな」
「うん。じゃ、人柄としては?」
「なんだよ。その質問」
「いいから答えて。これから、それが重要になるねんから」
「はぁ?」
「さ」
「意味わからんな。でも、重要なことなんだな?」
「で?」
「七点にしておく」
「なんで、三点も減点なん?」
「んー、ま、好きな女にあいまいな態度ばかり」
「ブハッ、ハハッ! それってノブと一緒やん! よかった! また、明日来るから」
意味不明な言葉を残して、ユウは帰っていった。




