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525 今、ちょうど、目を覚ましたところ
「イコマからの連絡!」
洞窟の外の警戒部隊から連絡があった。
「荒地軍は、エーエージーエスに立て篭もっている模様!」
今後の作戦にどう影響するのか、わからなかったが、少なくとも、南軍がそのまま街に帰還する可能性はなくなったことになる。
ンドペキら幹部の作戦会議はなかなか終らない。
隊員達が大広間に集結してからかなりの時間が過ぎているが、誰もが粘り強く待っている。
チョットマはバードを見舞ってみようかという気になった。
まだ、彼女と話したことがない。
すでに意識は取り戻したと聞いている。
誰かが付き添っているだろうが、きっと不安だろう。
パパは出て行ったきり、帰ってこないのだから。
しかも、バードの身を案じて、誰も今の状況を話していないかもしれない。
バードの部屋はレイチェルの部屋の隣。
そこにいても、作戦会議が始まるときはわかるだろう。
「入っていいですか?」
声を掛けると、「どうぞ」というジルの声が返ってきた。
隊一番の美貌といわれている女性隊員。
シルバックと違って戦闘力は高くない。
今はもっぱら看護任務に就いている。
顔だけ出して様子を伺うと、早く入れと手招きされた。
「今、ちょうど、目を覚ましたところ」




