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519 指揮官はンドペキ!
「南軍は北軍に追いつけない!」
イコマから報告が来た。
「しかし、北軍の兵が減っている!」
「依然として、北軍、東へ移動。南軍追尾中!」
「現在地、グリーンフィールド地方東端部。東部方面隊の現在位置から、すでに東に八十キロ!」
イコマはかなり上空を飛んで追いかけているといった。
「東へ百キロ地点に到達! ますます北軍の兵数減少!」
「南軍が攻撃しているのか!」
先ほどはあれほど華々しかった閃光が全く見えなくなっていた。
「発砲していない。両軍間の距離は十五キロほどある」
敵との距離が十五キロあれば、走りながらの砲撃ではまず当たらない。
狙いは正確でも、それが火薬弾であれ、量子弾であれ、弾が到達する前に回避されてしまうからだ。
「うむう」
ンドペキは唸った。
追うか、留まるか、戻るか。
「南軍の一部が戻り始めている! 東部方面隊が停止している方向へ!」
「その数は!」
「約五十! 北軍はもうほとんどいない!」
ンドペキは直ちに、隊員を集結させた。
「絶対に発砲するな!」
そして、南軍に再びメッセージを送った。
「我々は、東部方面攻撃隊である! 指揮官はンドペキ! ニューキーツ軍総司令官レイチェルの命を受けて、ここに陣を敷いている! 貴軍の指揮官と話したきことあり!」




