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486 旗色はどちらにありや

 レイチェルの解説によれば、荒地軍はアンドロ軍の可能性がある、となる。

 そして、正規軍はアンドロ軍が行動を開始したことを把握していることにもなる。


 ならば、正規軍が、まだ現れないのは、なぜだ。


 街の安全の確保が整っていないからなのか。

 何らかの理由で手をこまねいているのか。

 はたまた、すでに荒地軍の後方に展開しているのか。


 あるいは、荒地軍はアンドロ軍ではなく、正規の防衛軍なのか。




 可能性を列挙していても埒があかない。


 最も重要なのは、今、洞窟の近くにいる軍の所属。

 旗色はどちらにありや、だ。


 敵か味方かわからなくては、動きがとれない。




「あの、イコマさん。あなたからもンドペキに頼んでいただけませんでしょうか」


 レイチェルはンドペキにこれらを解説し、自分が指令を出すことを提案したという。


「私がここを出て、確認して参ります。そしてもし敵であれば、街から正規軍をこちらに向かわせ、挟み撃ちにすることができます」



 もちろんイコマも、そのことを考えないではない。

 ンドペキからも、レイチェルの希望だが断っていると聞いている。



「お気持ちはよくわかります。しかし、あなたをひとりで行かせるわけにはいかないでしょう。あなたを危険に晒すわけにはいかないですし、失礼ですが、あなたひとりで街へ帰れるはずもありません」

「……」

「それとも、街の防衛軍との通信手段をお持ちなのでしょうか」



 唇を噛んだレイチェル。



「傷のまだ癒えないあなたを運び、護衛するにはかなりの数の隊員を割かなければいけない。しかも、もしあなたを守れなかった場合のことを考えてみてください」


 これ以上言う必要はないだろう。

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