表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
464/481

464 俺達の仕事が終ってからにしてくれ!

「いや、KC36632だった」

「なに!」

 たちまち、そんな声が聞こえた。


「なぜ!」


 ロクモンの発した疑問も、後が続かなかった。

 KC36632なら、なぜ捕らえなかったのか、と言いたかったのかもしれない。


 しかし、それは無理だと見せつけられたばかりだ。

 巨大な攻撃力を。

 たったひとりのパリサイドの力。

 巨大クレーターを生む力。

 とても、捕らえることなどできまい。




「KC36632は、レイチェルが刺されたことを知っていた」

 ンドペキの言葉に、再びロクモンが反応した。

「それは」

 当然ではないか。

 しかし、その声も発せられることはなかった。


 ンドペキが、

「彼女がレイチェルを殺したんじゃない」と、言ったからである。



「おい! そんな話は、俺達の仕事が終ってからにしてくれ!」

 パキトポークの怒鳴り声が聞こえた。



 戦勝気分は吹き飛んでしまい、チョットマは強烈な不安を感じた。

 ンドペキが断言した言葉が意味することは、明白だった。




 ンドペキも、あれはサリだったと思っている!




 クレーターの周囲にも、敵軍の生き残りはいなかった。


「洞窟へ!」

 ンドペキの言葉に、隊員達が撤収を始める。


 軽口を叩く者もいたが、まるで敗戦だったかのように、総じて沈鬱なムードが漂っていた。


 チョットマはンドペキに声を掛けたい衝動に駆られたが、口を開けばサリという名が出てくる。

 黙って後ろに従うしかなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ