表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
422/481

422 ここからが本当に聞いて欲しい話

 ユウが話していた。


「アギのノブ。今から言うことを、よーく聞いてね。そして怒らんといてね」


「わかった。こんなことが起きてるんだ。もう、どんなことも驚かないし、ユウのすることに怒ったりしない」

「うん。じゃ、まず謝る」

「なんだ、謝るのかよ」

「ンドペキとノブを、私の考えで同期させちゃった。いいでしょ? いや? 嫌なら戻すこともできるけど」



 ンドペキは、アギのノブと同期していることを、また実感した。

 自分は今、スゥと話している。

 スゥに心を奪われている。

 スゥの涙を見て、動揺している。


 なのに、頭の中にアギのイコマが話していることが、自分が話していると感じてしまう。

 ユウが問うたことを、その必要はない、とイコマとして考えている。



 アギのイコマが言った。


「そんな必要はない。彼が僕なら、当然じゃないか。彼は僕なんだから。僕は彼なんだから」

「ありがとう! ノブはきっとそう言ってくれると思った」

「でも、事前に言ってくれてもいいと思うけどな」

「そんなこと、できるはずないやん! だって、ノブは私の言うことを信じてくれると思ったけど、ンドペキの方は、信じてくれるはずないやん」

「でも」

「ンドペキが記憶を取り戻す前にノブに話してしまったら、もしンドペキがそれを拒んだとき、どうする?」

「ややこしくなるな」

「でしょ! それは避けたかった。いずれきっと、スゥが役目を果たしてくれると思ってたから、ノブにはちょっと待ってもらったのよ」



 ンドペキは思った。

 その通りだ。


 自分は東部方面攻撃隊の隊長で、それどころではない。

 こんな途方もないことを聞く耳は持たなかっただろう。



「ノブ、ここからが本当に聞いて欲しい話。いい?」

「きっと、おぞましいことを言うんだろうな」




 そのときだ。

 声がした。


「ンドペキ……」

 チョットマだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ