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淡色の炭酸水  作者: 眠りめ うい
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カーテンは閉めて、電気は消そう

いつも目が死んでいる、心疲れてそうで定評がある眠りめです。


隣の家はこの時期になると窓も閉めなくなります。すごい...

想像してた高校生じゃない

人間関係全部切りたいとかアカウント全部消したいとか思春期みたいな考えが全然抜けない。考えれば考えるほど暗くて深い穴に落ちていくような、気持ちが暗くなるばかりだった。

一回口から出した言葉にいつまでも振り回されて後悔しか残らないし

サブカルをかじってしのごうとする人生だし周りに流されるばかりだし

結局なにをしても誰かの真似になってしまう気がするし、実際、誰かの真似しか出来なかった時期もあったし

書いていくうちどんどん雑になっていくし

これは文章なのかどうなのかわからないし

消えたいと思ってしまう時間が増えたし。


たまにくる虚無感で空っぽになって静かで暗い場所に1人で居たい時に限って、家の周りが騒がしい。

ガスの点検や最近外に出された犬の鳴き声や付けっ放しの車のエンジン音や無駄に響く飛行機の音やちびっこの叫び声や近所のママ友会の甲高い話し声や笑い声とか。

うるさい。すごいうるさい。

静かにしてほしい。


隣家はここ一年くらいずっとカーテンを閉めていない。

だから家の中が丸見えだ。

お風呂の窓を閉めようとしたらキッチンで洗い物をしている人と目があって会釈をされて気まずかった。

「今日はしまってるでしょ」

と思って素っ裸で窓を閉めようとしたらまだカーテンは空いていて焦って隠れた時もあった。


寝ようと思って電気を消して布団に入ると夜中なのにやけに明るかった。

カーテンをめくって外を覗くとちょうど真隣にある隣家の部屋の間接照明がこっちを向いてピカピカと光っていた。

嫌がらせか何かだったのだろうか。

でも目の横に虹ができて綺麗だった。


最近はもうカーテンを結んでいるから多分一生閉める気ないんだろうなと思う。

迷惑。面白いけど。


読んでいただきありがとうございました!

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