表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
淡色の炭酸水  作者: 眠りめ うい
15/48

圧倒的えもーしょなる

夜は楽しいです◎

真っ暗でひとりの空間ができたら、そこは自分の世界に変身して、スライムとか海の底とか、重力がおかしい空間に沈んでいってる、、みたいな感覚になります。

夜はいろんなことを考えてしまう。

部屋の電気を消して、iPadの青白い光がピカピカしながら、好きなバンドの音楽が流れている心地いい空間だ。

やけに時間が進むのが早く感じたりもするし、それに気づいて絶望感に苛まれることもあるけど、

学校のこと、友達のこと、明日の放課後に行くライブのこと、人生のこと、不意にくる死にたい時の感情のこと、次々に問題は浮かんできて、ちょっとぼーっとしながら考えるけど、ふと耳に戻ってきたバンドの曲で炭酸のようにしゅわしゅわと消えていく。

そうして、次の日のお昼頃に思い出す。

とにかく、夜はとってもいい。

イヤホンをさして口パクをしながら、夜道を散歩したり、まるで自分がその曲の主人公になったかのように妄想したり、ひとりでなんでもできてしまって、できるような気がしてしまって、恥ずかしさが吹っ飛んだ気がして、でもすぐに我に返って、

コロコロと感情や表情を変えても、誰にも見つからない、とても素敵な時間だ。

読んでいただきありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ