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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第一部・密偵見習いは学生になる
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43.腹黒は考える

ブックマークありがとうございます<(_ _)>途中で視点変わります

~アイリス視点です~


「というわけなのよ何か知らない?」

「突然だな」


次の休日私は早速ケイジュに突撃した。王女がおかしくなったのは猪男を呼び出してからだ。ケイジュが王女関係で情報収集を怠るとは思えないし、猪男もケイジュに聞かれれば何でも喋るだろう。それならば王女が何を考えてるかもケイジュなら把握してるだろう


宰相邸を訪ねるのは久しぶりだがあまり変わっていないようだ。メイドが運んできた紅茶を飲みながらケイジュが言う

「あいにくだが俺は知らない。ここしばらく王女と顔を合わせてないのはお前も知ってるだろう」

「確かにそうだけど猪男から何も聞いてないとは思えないし、王女の事も把握してないとは思えないわ」

そう言ってこちらも紅茶に手をつける

「確かに猪君からは聞いてるが大した話はしてないそうだ。すぐ戻ってきたのは覚えてるだろう」

「………」

「それに王女も噂に聞いてるが大した被害はないし、本の影響でも受けてるんじゃないか?」

「………」

腑に落ちないものを感じるが確かにケイジュの言う通りだし確証もない

「実害は受けてるわ、私が」

「お前が?」

意外そうに言われる

「一緒にいるせいで巻きこまれたりとばっちりで怒られたりしてるわ、それに周りから「どうしたのか?」とか「何とかしろ」と言われてウザい」

思い出して渋面になるとケイジュに笑われた

「ハハハ。それは災難だったな、まぁ周りには「王女の気まぐれだ」と言っておくんだな。後は王女の気が済むまで放っとけばいい」

「他人事だと思って」

「他人事だしな、まぁ愚痴くらいは聞いてやるからまた来いよ」

「またと言わず今すぐ聞いてもらうわ」

その後散々ケイジュに愚痴り私は宰相邸を後にした


~ここからケイジュ視点です~


「やれやれやっと終わったか」

アイリスの愚痴に付き合い気づけば日が暮れかけていた。

アイリスには適当に誤魔化したがもちろん猪君から詳細を聞いている、どうやら王女は自分が悪役になって婚約破棄をする気のようだ

(面白くなってきた)

当初の計画では猪君をけしかけて王女との仲をでっちあげ不貞を理由に婚約破棄するつもりだったが、王女が問題を起こして「婚約者として問題あり」となるならそれでもいい。

「しかし今のままでは足りないな…」

周りから徐々に遠巻きにされてきてるが婚約破棄をするほどじゃない、こちらも後押しする必要がある

猪君をけしかけるか、天然女に入れ知恵をするか…考えるだけでも楽しい

そのまましばらく考えこんでいると階下が騒がしくなった、父上が帰ってきたようだ。部屋を出て出迎える

「お帰りなさい父上」

「おぉケイジュ久しぶりだな」

家へは休日のたびに帰っていたが、ここのところ父は忙しくすれ違っていた

「はい、父上もお変わりなく」

「あぁ、まぁな。今日は早く帰れたので晩餐は一緒にとれそうだ。色々と話も聞きたいしな」

「それはよかったです」


その夜久しぶりに父と一緒に食事する

「学園はどうだ?生徒会長とか色々大変だろう(´・ω・`)」

「はい。大変ですがやりがいがあって楽しいです(#^^#)」

「そうか…まぁ体に気をつけて頑張りなさい。それで…その……王女の方は…どうなんだ?(;´・ω・)」

父が不安そうな期待する目でこちらを見てくる、やはりそれか

「順調です。このままいけば良い知らせをお聞かせできると思います(#^^#)」

「そうか!!(*^▽^*)」

父が今日1番の笑顔になる

「今慎重に事を運んでいる所なのでもうしばらくお待ち下さい(#^^#)」

「うんうん、いくらでも待つぞ(*^▽^*)今日は前祝いだ~~」

「それでは父上、明日の準備があるので失礼しますね(#^^#)」

上機嫌でワインの追加をする酔っ払いに付き合っていられないので早々に退出する


さて苦労の絶えない父の為にももうひと踏ん張りしないとね







ギャグ書きたい病が限界なので次は番外でギャグ書きます

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