42.密偵見習いはストレスを溜める
途中で視点変わります
~王女視点です~
ケイトさんからアドバイスを貰ってから数日迷ったけどやはり実行することにした。皆に迷惑をかけるのは心苦しいし嫌われるのもつらいけどアイリスとケイジュ様の為に頑張ろうと思った。
実行してから数日たった。皆こちらを見てヒソヒソするようになった。アイリスにも「何かあったのか?」と聞かれたけど上手くごまかした。覚悟してたけどやっぱり寂しい…早く婚約破棄になればいいと思った
~ここからアイリス視点です~
最近王女の様子がおかしい。天然なのはもう分かりきってるがそれとは別に行動がおかしくなっている
~その①昼休みの食堂にて~
昼食時当然ながら食堂は混んでいる。生徒たちがコック達から料理を受け取るのを順番待ちしてるのだ。
先頭の男子生徒が並んでるとそこに割りこむ王女
「あ、王女様順番守って下さい(;゜Д゜)」
「私は王女よ!譲りなさい(`・ω・´)」
「……恐れながら王女様、学園は身分に関係なく平等となっています(=_=)」
「何よ逆らうの?(`・ω・´)」
「そんなことをしてるといつかやり返されますよ(=_=)」
「やれるもんならやってごらんなさいオーホホホ(*^▽^*)」
「分かりました、失礼します」
そう言って王女の前に更に割りこむ男子生徒
「あ(;´・ω・)」
「それじゃあ僕も」
「私も」
「俺も」
「王女様失礼します」
後ろの人達も男子生徒に習って次々割りこむ。結果として王女は1番最後になった、むしろやり取りの間に新たに生徒が並んでたので普通に並ぶより後になってしまった
~その②放課後花壇にて~
放課後ひたすら花壇に入って踏みまくる王女
「何やってるんですか?」
「私はバラが好きなのにこんな花植えてるなんて気に入らないわ(`・ω・´)えいえい!」
「……………(´-ω-`)」
ひとしきり踏んだ後気が済んだのか花壇から出てくる
「終わりましたか(´-ω-`)」
「えぇ。じゃあ帰るわよ(`・ω・´)」
そう言って先を歩く王女の後をついて行きながら花壇を振り返り一言
「まぁ使ってない花壇だからいいんですけどね(´-ω-`)」
王女が踏んでいたのは勝手に生えた雑草だ。ちなみに雑草なので踏まれてもメゲずその後も元気に育ってた
それ以外にも机や壁に落書きして学園長に怒られたり、用務員の所に行って邪魔をしたりしている(まぁ最後のはどうでもいいが)
やるのは勝手だがこちらにもとばっちりが来ている。護衛なので王女から離れるわけにもいかず昼食が遅れたり一緒に怒られたりしてる。中でも迷惑なのが「王女に何があったのか」といちいち聞かれることだ。中には「何とかしろ」と言ってくる奴もいる。何度か聞いてみるが王女に躱されている、追及すると「王女の私に逆らうの?(;´・ω・)」と言ってくる。強気で言ってくるのならまだ反論できるが、ビクビクした顔で言ってくるのでこちらがイジメてるかのようでイマイチ強く押せない…結果としてストレスが溜まるばかりだ
とりあえず聞く相手を変えてみることにした
王女に悪役は100年早い(´-ω-`)




