37.密偵見習いは負け気分になる
5/13誤字訂正しました。
昼食後は借り物競争である。出るのは私と猪男だ。
2人並んでスタート地点に立つ
「久しぶりの勝負だな。今日は手加減しないぞ(`・ω・´)」
「手加減も何もまともに勝負した事ないじゃない(´-ω-`)」
「う、うるさい!今日こそは勝つ(`・ω・´)」
「はいはい(´-ω-`)」
パーン!
合図とともに一気に走り出す。借り物競争はいかに早く借りるかがが鍵だ、出来る限り時間を稼いでおきたい。
1番に到着しお題の紙を拾う。中を確認するとすぐさま向かう
「王女、一緒に来て下さい」
「あら~~アイリスいいわよ~~(*´ω`)」
そういって王女と手を繋いで走り出そうとした時―――
「「「ちょっと待ったぁ!」」」
振り向くと猪男と男女生徒2名がいた
「王女様は俺が連れてく。平民女は下がってろ!(`・ω・´)」
「いや俺が連れてく!」
「連れてくのは私よ!レディーファーストって言葉を知らないの!?」
3人はこちらを忘れて言い合っている
「(小声)王女今のうちに行きましょう」
「いいの?(;´・ω・)」
「(小声)いいんです、早い者勝ちです」
そう言って手を引っ張って走り出すといち早く猪が気づいた
「あ、待て連れてくのは俺だ!(`・ω・´)」
「いや俺だ!」
「待ちなさいよ~~」
猪男が王女の手を引っ張り男子生徒が猪の手を引っ張る。重いが気にせず走る
そのまま1着でゴールし審査員にお題の紙と王女を見せる
「お疲れ様ですが…借り物は誰でしょう?(;´・ω・)」
審査員の言葉に後ろを振り向くと猪男以下50名ほどの生徒がくっついてきていた
どうやら私→猪男→借り物選手(男)→借り物選手(女)→近くにいた生徒~で引っ張ってきてしまったようだ。まるで金のガチョウである、どうりで重いと思った
「借り物は王女でお題はこれです」
改めて審査員に紙と王女を見せる
「俺も借り物は王女で紙はこれです(`・ω・´)」
「俺も」
「私も」
そう言って4人同時に紙を見せる。そこにはこう書かれていた
『頭が可哀想な人』
『超天然』
『頭が幸せな人』
『友達になりたくない人』
「…………」
確信した。これ絶対書いたのケイジュだ
「お前達!王女様に何てこと言うんだ(`・ω・´)」
真っ先にかみついてきたのは猪男だった
「アンタに言われたくないわよ、超天然」
「そうよそうよ」
「お互い様だろ」
「なぁに~~?(*´ω`)」
3人で反論すると王女が顔を出してきた
「「「「何でもないです!!!!」」」」
お題は闇に葬られた
1着私(紅組)2着猪男(白組)3着男子生徒A(紅組)4着女生徒A(白組)で紅組がリードだ
戻るとケイジュが待っていた
「やぁお疲れ様(#^^#)」
爽やか笑顔がちょっとムカつく
「何て物書くのよ(=_=)」
「ちょっとしたストレス解消さ(#^^#)」
「それに借り物も集中しすぎよ(=_=)」
4人で1つの物を取り合っててもしょうがない
「猪君が借り物にしたいと熱心に推しててね。それにお題も彼が書いた時よりマシに書き直したんだ(;^ω^)」
「何でそんなことを…(=_=)」
「どうやら王女と手を取り合って1番にゴールしたかったみたいだよ(;^ω^)」
意中の相手の手を取って1番にゴールする…確かに恋愛小説に出てきそうなワンシーンであるが…
「ちなみに猪男はどんなお題を書いたの」
聞くとすごく疲れる予感がするが気になるので聞く
「スゴイよ?『1番身分の高い人』『1番健気な人』『1番可憐な人』『1番かよわい人』だよ」
やっぱり聞くんじゃなかった
「身分以外的外れじゃない(=_=)」
あの王女の何処が健気で可憐でか弱いのだ
「恋は盲目だね(;^ω^)」
「盲目通り越して脳死だと思うわ(=_=)」
勝負には勝ったが負けた気がした
投稿直前にエラーで消えて書き直し…(T_T)




