33.密偵見習いは苦戦する
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夏休みの名残も終わると体育祭の準備に入る。体育の授業と放課後の時間が準備と練習に使われる
「もうすぐ体育祭ね。私運動苦手だから気が重いわ(;´・ω・)」
「別に競う訳ではないのですから全力を出すだけでいいのでは?(´-ω-`)」
返事をしながら手元を動かす。玉入れ用の玉を作ってるのだ。
私の作った玉は縫い目も粗くガタガタだ。昔から裁縫は苦手だった、ケイジュや密偵仲間にもよく「縫い物というより呪いをかけてるみたいだな」とか「女密偵は主にメイドで潜入するがお前には無理だな」とか言われる
「痛っ!」
また手に針を刺した。喋ってるとどうしても気が逸れてしまう。
「すみません王女。気が散るので縫い終わるまで話しかけないで下さい(=_=)」
「分かったわ。気を散らさせてごめんなさい(;´・ω・)」
絆創膏だらけの指を見てさすがの王女も何も言えないようだ。そのままチューリ嬢の方へ行く。
「チューリさん何か手伝えることない?(*´ω`)」
「無いわよ!(;゜Д゜)何でこっち来るのよ?」
「私の分もう終わっちゃったし暇だから(*´ω`)お喋りしましょう」
「話す事なんかないわよ!(;゜Д゜)」
「チューリさんは体育祭楽しみ?(*´ω`)」
「人の話聞きなさいよ!(;゜Д゜)競技にもよるわよ」
「そうなの~~(*´ω`)私は玉入れが楽しみだわ、運動苦手でもできそうだもの」
「アンタなら人にぶつけそうだけどね。ちゃんと籠に入れなさいよ?(;゜Д゜)」
確かにそうだ。
「頑張るわ~~(*´ω`)」
チューリ嬢は会話をしながらも手を進めていく、大したものだ。私も早く終わらせなければ
急いで作業に取りかかる
「やっと終わった~~」
「アイリスお疲れ様(*´ω`)」
「ありがとうございます。お待たせしてすみません」
残っているのは私達だけだ。チューリ嬢もすでに帰っている。
出来上がった玉を職員室に持っていく。一旦教師が預かり当日配られるのだ。手間だが作ったまま当日まで生徒の手元に置いておくとノルマが嫌で他人の物をネコババする生徒がいるらしい。セコイ事だ。
「「ガーベラ先生、玉を持ってきました」」
「待ってたわよお疲れ様(*^▽^*)貴方達で最後よ」
「お待たせしてすみません」
待たせたのは私だ。
「いいのよ。頑張りの証拠だもの(*^▽^*)気をつけて帰ってね」
「ありがとうございます。お先に失礼します<(_ _)>」
そう言って職員室を後にする
寮までの道を王女と一緒に歩く
「体育祭楽しみね(*´ω`)」
「気が重いんじゃなかったんですか?」
「運動は苦手だけどみんなと一緒に何かやるのは楽しそうだもの(*´ω`)」
「確かにそうですね」
面倒だがそれはある
「アイリスはどんな競技が楽しみ?(*´ω`)」
「リレーとか走るやつですね。ただ走ってればいいので」
何も考えず走るのは割と気持ちいい
「アイリスは足が早そうね。でも私も負けないわよ~~(*´ω`)」
確かに王女の足も早い。
「王女なら走り全般得意そうですね」
「そうでもないわよ~~障害物競走とか借り物競争はダメなの(;´・ω・)」
「そうなのですか?」
ちょっと意外だ。
「障害物は必ず引っかかっちゃうし借り物のお題もいつも難しいの引いちゃうの(>_<)」
「あぁなるほど。じゃあ選手に選ばれないといいですね」
「ええ(>_<)」
寮に着いた。
「それでは王女また明日」
「ええまた明日(*^▽^*)」
GWなのに臨時の仕事が入った~~(>_<)でもやる




