32.乙女達は怪盗になる②
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王女との約束の夜。チューリは校門前でイライラしていた。それをハラハラしながら見守る取りまき2人。そこへやってくる王女
「こんばんは~~お待たせ~~(*´ω`)」
「遅いわよ!自分で約束しておいて何で30分も遅れるのよ!?(# ゜Д゜)」
チューリが怒鳴る。連日の寝不足でかなり怒りっぽくなってるようだ
「ごめんなさい。夜に備えて眠ったら寝坊しちゃったの~~(*´ω`)」
「おかげで無駄に蚊に刺されて痒くなっちゃたわ!(# ゜Д゜)」
「ごめんなさい、はい虫刺され(*´ω`)」
王女が持参したバッグから薬を取り出す
「…何でそんなもの持って来てるんですか?(;´・ω・)」
リージアが聞いてくる
「メイドのレナに『怪盗になって今夜学園に忍びこむから怪盗用の七つ道具を用意して頂戴』と言って用意してもらったの(*´ω`)」
「「「…………」」」
改めて王女の恰好を見ると黒いシルクハットに黒のマント、明らかに怪盗コーデだ
「…そういえばアンタは何で本を取り戻そうとするの?そんなに見たがってるようにも見えないけど…」
チューリが指摘すると王女は僅かに目をそらして言う
「…実はクリスの本を持ち出したことがすぐにバレてお母様に叱られたの。クリスも凄く大泣きして暴れてるらしくて…週末帰るときに本と一緒にお土産いっぱい持っていく約束して何とか収まったの(;一_一)」
「なるほど。自業自得ね(`・ω・´)」
「後悔先に立たずですね(´・ω・`)」
「それで急いで本を取り戻したいんですね('ω')ノ」
「そうよ、それに…」
「「「それに?」」」
「私いっぺん怪盗のマネしてみたかったの(*^▽^*)夏休みで城に帰った時クリスがやってて楽しそうだと思ってたの」
「「「…………」」」
「全然懲りてませんね(;´・ω・)」
「天然に懲りる事ってあるんですか?('ω')」
「もう何でもいいわ、どうせよその家庭内の事だしバカと天然につける薬はないもの。それよりサッサと本を取り戻しに行くわよ(`・ω・´)」
そう言ってチューリがサッサと行く
「あ、待って下さい('ω')」
「待って~~(*´ω`)」
「ところでチューリ様、どうやって中に入るのですか?(;´・ω・)」
リージアの言葉に3人ともピタッと止まる
「…そういえば全然考えてなかったわ(;´・ω・)」
「当然夜だし戸締りしてありますよね(;´・ω・)」
念の為校門を確認するがやはり鍵がかかっている
「怪盗だしこういう時は颯爽と上から忍びこむものよ~~(*´ω`)」
天然の意見は無視して3人は相談する
「ひとまずぐるっと回ってどこか塀のないところはないか確認しましょう(`・ω・´)」
「「はい」」
一通り見て回ったが特に入れそうなところはなかった。再び校門前に戻ってくる
「困ったわね(;´・ω・)」
「さすが学園、塀もしっかりしたものですね(;´・ω・)」
「朝になるまで待つわけにもいきませんしね(;´・ω・)」
「だからやっぱり塀をよじ登って…(*´ω`)」
「「「却下」」」
王女が言い終わるより前に全員で却下する
「えぇ~~何で~~??(>_<)」
「当たり前でしょう!?(# ゜Д゜)貴族令嬢が塀をよじ登れるほど運動神経あるわけないじゃない!というか言わせるんじゃないわよ!!」
さすがにちょっと恥ずかしいらしい
「えぇ~~じゃあどうするの?(>_<)」
「とにかく周辺から踏み台になるようなものを…(;゜Д゜)」
「何やってるんですか?4人共」
「「「「え?」」」」
声のした方を向くと校門横の通用門からアイリスが出てきた
「「「「…………」」」」
「夜遅くに出歩くと危ないですよ。特に王女、貴方が出歩くと周りも危ないです」
「アイリス?何でここに(;´・ω・)」
王女が代表で聞いてくる
「忘れ物を取りに来ました」
「忘れ物?こんな時間に?(;´・ω・)」
「こんな時間はお互い様です。貴方達こそ何をやってるんですか?」
問いかけられて焦る3人
「「「え、え~~~と(;´・ω・)」」」
「私達はかいと…モガッ!」
ウッカリばらしそうになる王女と慌てて口をふさぐ取りまき2人
「わ、私達は………散歩よ!!(`・ω・´)」
すかさずチューリが誤魔化すが無理がある
「そうですか、ではほどほどにして下さい。それじゃ私は帰りますので」
が、特に追及することなくアイリスは立ち去った
「危なかったですね~('ω')」
「追及されずに済んでよかったですね(;´・ω・)」
「通用門は盲点だったわ…アイリスに感謝ね(`・ω・´)さぁ早く行きましょう」
「えぇ~~華麗に忍びこむと思ったのに~~(>_<)」
「うるさいわね!『目的のためなら手段を選ぶことなかれ~~』なんでしょう?サッサと行くわよ(`・ω・´)」
ごねる王女を引き摺りながらチューリが中に入り2人も後に続く。こうして4人は学園内に入る事が出来た。
しかし4人は気づかなかった。忘れ物を取りに来たはずのアイリスが手ぶらだった事を…
「やれやれ、やっと行ったか」
4人が中に入るのを離れた場所からアイリスが見届けていた
乙女の歩みは亀の歩み…(=_=)




