29.密偵見習いはデートする⑧
途中から視点変わります
~ケイト視点です~
待ち合わせの場所に向かうとすでに飼育員がいた
「お待ちしておりました。遅かったですね(*^▽^*)」
「あ、あぁ済まない家族を説得するのに時間がかかって…(;´・ω・)」
「いえいえ、いいんですよ。動物たちの為ですしね~(*^▽^*)それで何を持ってきてくれたんですか?」
男が笑顔でこちらに近づいてくる
「あぁこれだ(`・ω・´)」
「何が入ってるのかな~?おぉこれは素晴らしい~~(*^▽^*)」
俺が宝石の入った袋を渡すと男が喜んで受け取り中身を確かめる
奴が気を取られている隙に後ろに回りこみ思い切り蹴飛ばす
「イタッ!!何するんですか!?(# ゜Д゜)」
「それはこっちのセリフだこの詐欺師め!!(`・ω・´)」
会長に呼ばれた園長室で俺と王女が金を渡したのは寄付目当ての詐欺師だった事、この機に捕まえる事を聞かされた。宝石を持ち出すのも会長の案だ。捕まらない理由の1つが被害額が少なく兵士達が本腰を入れないのだという。だからワザと高価な品を持たせて被害を大きくするのだそうだ。さすが会長だ
「くそっバレたか!まぁ良い。貰うもんは貰ったからな」
そう言って袋を持って逃げようとするが…
「はいそこまで(#^^#)」
「兵士呼んできたわよ(´-ω-`)」
会長が行く手をふさぎ平民女が兵士を連れてきた
「!」
俺が時間稼ぎをしている間に会長と平民女で袋のネズミにする作戦だ。男が暴れるがすぐ兵士に取り押さえられる。やれやれこれで解決だ
~ここからアイリス視点です~
「こちら男が持っていた宝石です。ご協力感謝いたします(`・ω・´)」
兵士が男が取った宝石を猪に返す。
「いいえ。皆さんの役に立てて良かったです(`・ω・´)」
「大事にならなくて良かったね(#^^#)」
「早く片付いて良かったわね(´・ω・`)」
これで一件落着と思ったその時―――
「あら~?兵士さん何をしてるの~(*´ω`)」
1番マズい場面でマズい相手が現れた。
「「「「「!?」」」」」
そのまま王女は兵士と詐欺師に近づく
「乱暴はダメよ~離してあげて~~(*´ω`)」
「え?ちょ、危な…(;゜Д゜)」
「!」
兵士の注意が王女に向かい隙だらけになった、それを見逃す詐欺師ではなかった
「あっ!(;゜Д゜)」
兵士が気づいた時には遅く、詐欺師は兵士を振り払うとそのまま王女を捕まえてナイフを突きつけた
「ハハハ馬鹿め!この娘の命が惜しければ動くな!(*^▽^*)」
「あら~~?(*´ω`)」
「「あぁっ!しまった(;゜Д゜)」」
兵士と猪男が慌てる
「「………………」」
私とケイジュは言葉が出なかった…
実は今回の作戦は王女には言ってなかった。騙されてた事を知った猪男が「せめて王女様がショックを受けないよう内緒にしてほしい」と言ってきたので王女には何も言わず別荘に戻ったらオタク王に事情を話すよう誘導したのだ。さすがに王なら詐欺だと気づくだろうし、兵士もいるので上手く王女を引き留めてくれるだろうという事になったのだが…
「…ねぇケイジュ、1つ聞いていい?」
「大体想像つくけど何だ?」
「自分から人質になりに行く人間の護衛ってどうすればいいのかしら…(=_=)」
「首に縄でもつけるしかないんじゃないか?それと俺も1つ聞いていいか?」
「どうぞ」
「自分から危険に飛びこんで足を引っ張る奴ってどうやったら動かないようにできるんだ?(=_=)」
「鎖で柱に括りつけるしかないんじゃないかしら…」
「「………はぁ~~~~」」
私とケイジュは顔を見合わせて同時にため息をつく
頭痛い…本当どうすればいいんだ、この天然は
「2人共そんな事言ってる場合じゃないです!王女様が危ないです(`・ω・´)」
あぁそうだった、つい現実逃避してしまった
王女ピンチ




