24.密偵見習いは振り回される
翌朝、階下に降りるとまだケイジュしかいなかった。
ちょうどいい。王女の事で苦情を言ってやる。
「ちょっとケイジュ。アンタのせいよ」
「おはようアイリス。何だいきなり?」
「王女がやたら人をジッと見て来たり「アンタの事が好きか?」ってしつこく聞いてくるのよ。アンタの悪ふざけのせいでいい迷惑よ」
「あぁ効果が出てきたようで何よりだ。しかしあの場面をみてその程度なのか?」
「そんな事はどうでもいいわよ。責任とって王女を何とかして頂戴」
「断る。ようやく天然との婚約にヒビを入れられたんだ、猪君が天然を落とすまで辛抱するんだな」
「鬱陶しいわ」
「だったらお前も猪君に協力すればいい。そうすれば婚約破棄が早まって解放されるだろう」
「今すぐ何とかしてほしいんだけど?」
「神頼みでもするんだな。俺に言うより効果があるかもな?…おっと噂をすればだな、この話はここまでだ」
「会長!おはようございます。平民女もおはよう。いい朝だな(`・ω・´)」
「おはようケイト君。今日も元気だね(#^^#)」
「……おはよう」
ケイジュは事態を収拾する気が無いようだ、とりあえず会話を打ち切る
「あ、そうだ平民女。お前もう少し王女様に対して言葉考えろ」
「は?何よいきなり」
「王女様に聞いたぞ『疑ってる~』とか言ったんだろう?もうちょっと言い方を考えろよ(`・ω・´)」
「言い方も何もその通りでしょう?信じてるんなら同じことを聞いたりしないわよ」
「そりゃそうかもしれないけどハッキリ言い過ぎだろう?もうちょっとやんわり言えないのか?(;´・ω・)」
「…考えとくわ」
ここで「面倒」と突っぱねるのは簡単だが、しつこく粘られそうだ
「よし(`・ω・´)」
「…何だか話が見えないな。ケイト君良ければ説明してくれないかな。あれから姫とどうなったの?(#^^#)」
「あ、ハイ実は…(;´・ω・)」
…………
「なるほど。姫は行動で僕とアイリスの関係を探ると(#^^#)」
「はい。なのでしばらく平民女と仲良くした方がいいかと(`・ω・´)」
「そうだね。教えてくれてありがとう。これからもよろしく(#^^#)それと君も頑張ってね」
「はい!必ずや会長のご期待に応えます(`・ω・´)」
「………」
話が終わった頃タイミング良く他の皆がやって来て朝食になった
朝食後、部屋で本を読んでいると王女がやって来た
「アイリス~~これからスイカ割りするの。一緒に行かない?(*´ω`)」
「お断りします」
「ケイジュ様も来るわよ?(*´ω`)」
「余計面倒なので行きません」
「でももうアイリス連れて来るって言っちゃった(*´ω`)」
「訂正すればいいでしょう」
「スイカが食べられるわよ?」
「スイカ割りしなくても食べられます」
「割れたての新鮮なスイカよ?(*´ω`)」
「割るのと鮮度は関係ないです」
普通は採れたてと言うものだ。むしろ砂浜に置かれたスイカは冷えてないだろう、常温のスイカなど論外だ
「アイリスはスイカ嫌いなのね?好き嫌いはダメよ。そういう訳でスイカ嫌い克服の為レッツゴー(*´ω`)」
そう言って王女が私の腕を引っ張っていく
「スイカが嫌いだなんて言ってません行きたくないだけです!(;゜Д゜)」
「青春の貴重な1ページよ、みんなと仲良く過ごしてたくさん思い出を作りましょう(*´ω`)」
作りたくない!みんなよりベッドやマクラと仲良くしていたい!!
抵抗虚しく私は王女に引きずられて行った…
ようやくシリアス?が一段落。次からギャグ頑張ります(´-ω-`)




