閑話⑧.腹黒は暗躍する③
「はぁ~~~」
オタク王がソファに背を預ける
「お疲れ様でした。人柄は分かりましたか?(#^^#)」
「う~~~~むわからん!(´-ω-`)まぁ悪い人間ではないだろう」
「えぇ悪い人間ではないです。真面目だし娘婿にピッタリだと思いませんか?(#^^#)」
「それはアイリスの事かね?それともマリアの事かな?」
「…………」
「君の考えは分かっとる。君達親子がマリアとの婚約を不満に思っている事も…その事については申し訳ないと思ってる、しかし他にいないのだ」
「マリア王女が心配ですか」
「ああ心配だ。アイリスもマリアも同じくらい可愛い娘だ、しかし心配なのはマリアの方だ」
「……」
「アイリスは強い、儂の保護が無くても1人で生きていけるだろう。しかしマリアは駄目だ、ただでさえ王女という身分で狙われたり利用されやすいのに、あの子は身を守る術を知らず貴族との縁も薄い」
「そうですね」
父の事件が有名でそれ以外は見落とされがちだが父以外にも王女の被害者はいる。
とある伯爵家のお茶会ではダイエット中の伯爵夫人に向かって「ダイエット中なのにお菓子食べていいの?またドレスのサイズが変わって大変じゃありませんか?」と言ったりとある侯爵家ではどこから聞いたのか公の場で侯爵の愛人の事をバラしたりと色々ある。
貴族は階級に関わらず秘密の1つや2つもっているものだ、だからみんな王女を敬遠している。王の身内は家族以外すでになく、王妃は他国出身のため国内に身内はおらず王女の助けにはならない。弟王子は幼すぎて姉を守るのは無理だ。
「君には悪いがマリアを守れるのは君しかいない」
「…ではもし僕以外に王女を守れる相手が現れたら?」
「何?」
「……陛下、1つ賭けをしませんか?卒業までに王女を任せられそうな相手が現れるかどうか」
「…彼がそうだというのかね?確かにマリアに好意を持ってるようだが…」
「身分は申し分ないし本人も王女に好意を抱いてる、資格は十分でしょう?僕が勝ったら穏便に婚約破棄をして下さい」
「……分かった。ただしダメだった時は…」
「その時は覚悟を決めますよ」
「それならいい」
「では署名をお願いできますか?(#^^#)」
「…そこまでするのかね?(=_=)」
「後で「酔った上での事だから無効だ」とか「酔ってて記憶がない」とか言われたくないので(#^^#)」
「………(;一_一)これでいいか」
オタク王が目をそらしながらサインする、図星だったようだ
「ありがとうございます(#^^#)」
「そろそろ夜も更けた、酒宴はここまでだ。」
「はい。お休みなさいませ陛下(#^^#)」
「あぁお休み(=_=)」
予定外があったが国王の同意は取りつけた。もう一押しだな
腹黒の覚悟は「大人しく王女と結婚する事」ではありません




