閑話⑦.猪男は突っ走る①
いつものように生徒会で書類の整理をしてると会長に声をかけられた。
「やぁお疲れ様。明日から夏休みだね。予定は決まってるの?(#^^#)」
「はい!まだはっきりしてませんが夏休みの間は父に訓練をつけてもらう予定です(`・ω・´)」
兵団長をやってる俺の父はいつも忙しく中々予定が合わない。その上少し前に姉が平民男に騙されたせいで婚約破棄されてしまう事件があった。そのせいで貴族社会で肩身が狭くなっている。ここは俺が王女様の護衛に抜擢されて名誉挽回せねば!そのためにも夏休みの間に腕を上げ平民女に差をつけねば!フハハハ見てろよ平民女め(*^▽^*)
俺がそう考えてると会長が「海に行かないか?」と聞かれた
「国王一家に誘われたんだけど僕1人で皆様の相手を務めるのは荷が重くてね(;^ω^)良ければ一緒に行かないか?姫も来るよ?」と誘ってくれた。
チャンスだ!陛下と王女様の前で俺の有能さを見せつけ護衛に抜擢されてみせる
俺はすぐさま飛びついた
「うわぁ~~スゴイ大きな別荘ですね~~~(゜o゜)」
さすが王家所有の別荘だ。
目の前の海岸もプライベートビーチで関係者以外は立ち入り禁止らしい
「ありがとう(*´ω`*)ケイトさんも来てくれるなんて嬉しいわ」
「こちらこそ!お招きいただき光栄です(`・ω・´)」
「マリア=カラス!何でアンタがここにいるの!?私達はケイジュ様のお誘いで来たのよ(`・ω・´)」
何て事言うんだこの女は!
「おいお前達、王女様に対して…」
「ありがとう~~チューリさん達も一緒なんて楽しいわ~~~(*´ω`*)」
王女様…何てお優しい
王女様の寛大さに触れていると会長の馬車がやって来た
会長…今頃来たのか?時間を守る会長が珍しい
そう思ってると扉が開き平民女と会長が出てきた
「!?」
どういう事だ?この女も一緒だなんて聞いてない
「……暑い」
馬車から降りるなり平民女が言った
だったら帰れ!何で来たんだ!?
王女様達の会話を聞く限り会長と王女様が示し合わせて連れてきたようだ…
それでは帰れと言う事も出来ない…もちろん俺が誘いを断って帰る事も出来ない……
喜ぶ王女様と文句を言う平民女の声を聞きながら茫然とした
いや待て、逆に考えればチャンスだ!
比較対象が居た方が優劣がわかりやすい
王女様と陛下の前でこの女に差をつけ俺の優秀さをアピールするのだ!
見ていろよ平民女!!
猪は走るよ何処までも…




