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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第一部・密偵見習いは学生になる
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18.密偵見習いはエサにつられる

波乱の期末テストも終わりいよいよ夏休み直前だ


「もうすぐ夏休みね。どこへ行こうかしら(*´ω`*)」

「とりあえず城ですね」

一応オタク王に報告しなければ

「アイリスはどこへ出かけるの?(*´ω`*)」

「どこへも行きません。家で訓練をするだけです」

出かけるなど暑いし面倒だ。

「アイリスは海と山どっちが好き?(*´ω`*)」

「どっちも嫌です」

どこへ行っても暑い。動きたくない

「それじゃあダメよ!出かけられないわ(>_<)」

「別に出かければいいじゃないですか。貴方の外出先に私は関係ないんだし」

「え?」

「え?」

「えーとアイリスは私の護衛でしょう?夏休みも一緒に出掛けるのよね?(。´・ω・)?」

「私の護衛担当は学園内だけです。夏休み中は城の兵士が貴方の護衛です」

「「……………」」

「私はアイリスでなくちゃ嫌よ?友達でしょう?(´・ω・`)」

「『護衛』と『友達』は別のものです。そもそも友達も夏休み中ついて回ったりしません」

「…分かったわ」

「お分かりいただけて何よりです」


~数日後~


「おはようアイリス。出かけるとしたら海と山どっちが好き?(*^▽^*)」

「…出かけませんよ?」

「例えばの話よ(*^▽^*)」

「…どちらかと言えば海でしょうか。山は蚊が多いし寝にくいので」

「海ね。わかったわ(*^▽^*)明日から夏休みだし楽しみね」


~翌日、アイリスの自室にて~


「ようアイリス」

「ケイジュ。何の用」

この男が来るなんて珍しい

「誘いに来たんだ。出かけないか?」

「ヤダ。暑い」

そう言って再び寝転がる

「まぁまぁ。せっかくの休みだろ?天然抜きで出かけるのなんてご無沙汰じゃないか」

「…何を企んでるの?」

「楽しい事さ。どうせお前の事だから食事作るのも面倒だからってロクに食べてないんだろ?奢るからさ」

「………分かったわ」


ケイジュと2人街に出る

「それで?どこに行くの」

「まずは買い物かな?」

そう言ってケイジュは適当な洋服屋に入る

その後をついて行く

「……………」

ケイジュは適当に何着か見繕った後、会計し店を出た

その後も何件か店を回った後「こんなものか」とようやく切り上げた

「そろそろ昼食にするか」

近くの店に入り食事を済ませる

「ご馳走様。それじゃ」

当初の目的を果たしたのでさっさと帰ろうとすると引き留められた。

「おっと待った。最後に行きたいところがあるんだ。奢った分付き合ってもらうぞ」

そう言ってケイジュは家から馬車を呼び人を乗せた

「…どこに行く気なの?」

「ちょっとな」

「………」

馬車に乗って数時間たった

さすがに気になる

「ねぇいい加減…」

「ホラついた」

「!」


目の前は海だった


「………暑い」

「第一声がそれか?まぁお前らしいけどな(;^ω^)」

「それで?何でわざわざ人を連れてきたの?」

「あぁそれは…」

「アイリス―――!!」

聞き覚えのする声がした。幻聴と思いたい

「こんなところで会うなんて偶然ね(*´ω`*)良かったら一緒に過ごしましょう」

振り向くと天然王女が居た

「………ハメたわね」

「姫に頼まれてね。『アイリスと一緒に出掛けたいけど友達はついて回ったりしないと断られた、どうすればいいか』ってね(#^^#)」

「それで偶然を装って連れてくればいいと」

「そうよ。『ついて回る』じゃなく『偶然会う』なら友達同士あるでしょう?(*´ω`*)」

そういえばケイジュが買ってたのは全て女物だった

私用の荷物と言う訳か

「安心しろ、居るのはお前だけじゃない」

「え?」

「マリア=カラス!こんなところまでケイジュ様に付きまとってケイジュ様が迷惑してるのが分からないの!?(`・ω・´)」

「「そーよそーよ」」

「平民女め!今日こそ護衛の座をかけて勝負だ!!(`・ω・´)」

「マリア~~アイリス~~(*^▽^*)家族水入らずで過ごせるなんていい夏休みだなぁ~~」

「これのどこが安心できると?何考えてるのよ」

「いい加減一歩進展させたいと思ってね…」


こうして私の夏休みは波乱万丈で始まった



書き溜めていた分が残り少なくなってきたヤバイ(>_<)

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