.閑話③〇〇宰相、最悪の日(前)
リクエストありがとうございます宰相の過去編です(*^▽^*)ハゲ注意
ショークブツ王国現宰相トレア=ローレルは誰もが羨む恵まれた男だった。
名門ローレル公爵家の嫡男として生まれ、容姿に恵まれ成績はいつも優秀、性格も温厚で貴族令嬢からの人気も高かった。ただ1つだけ彼は対人運が悪かった…
彼の不運が始まったのは学生時代、当時の王太子に気に入られ友人となってからだった
交流が始まってすぐ彼の特殊な趣味に気付き、当時の国王からも「王子を頼む」と頼まれた以上無下にも出来ず、ひたすら他の者に見つからないよう神経をすり減らす日々だった。
国王になってからはそれに加え、サボり癖のある王を監視し時には捕獲し更に神経をすり減らした。
結果彼の頭髪は絶滅寸前になってしまった。まるで某長寿番組の磯〇家家長のように…
せっかくの美形も公爵嫡男という地位も髪の毛1つで台無しだ。
人は必ず彼の頭を見て笑いをこらえるようになった
貴族は体面第一である。
悩んだ末彼はカツラを愛用するようになった…
そして時は流れ―――
~数年前、王女の誕生パーティ当日~
当日彼は幼い息子と共に城に向かっていた。
彼の屋敷は城近くにありいつもなら徒歩で城に向かうのだが、今回は公式行事の為馬車に乗っていた
「父上。王女様はどんな方なのですか?」
息子が聞いてくる。
「無邪気な方だ。ちょっと世間知らずなところがあるが…悪い方ではないので仲良くしなさい」
「はい」
今回息子を連れていくのは王に頼まれたからだ。
天然王女の評判はこの頃すでに貴族の間で広まっており敬遠されつつあった
歳が近く親同士交流がある相手の子ならば王女と友人になれるのではないか?と王は考えたのだ
やがて馬車が到着しパーティ会場となる広間へ移動する
開会の合図がありパーティが始まる
王女への挨拶は身分順になる。
宰相は早速息子を連れて挨拶に向かった
「王女様。お誕生日おめでとうございます。これからも健やかに過ごせますよう」
「ありがとうございます(*^▽^*)」
「おぉそうだ。こちらは私の息子でケイジュと申します。よろしければ仲良くしてやって下さい」
「初めまして姫。お誕生日おめでとうございます。」
「ありがとうございます。今日は楽しんで行って下さい(*^▽^*)」
第一印象は良いようだ。
王も宰相も微笑ましく見守っていたその時
「あら?おじさま髪に糸くずがついてらっしゃるわ、とりますからちょっと屈んで下さる?」
「おぉこれはこれは。ご親切にありがとうございます(*^▽^*)」
そう言って屈み、王女の手が髪に触れた時…
ズルッ
糸くずと一緒にカツラがとれた
「「「「「「「「「…………………………」」」」」」」」」
広間が静まり返った
いや良く聞くと所々で押し殺した声が聞こえてきた
宰相は徐々に羞恥で顔が赤くなってきた
そこに王女がトドメをさした
「まぁ!おじさまカツラだったのね!?スゴイわシャンデリアみたいに光ってる!(゜o゜)」
瞬間、一気に広間は笑いの渦に包まれ宰相の羞恥は頂点に達した
「へへへ陛下!!わわわわ私急に用事を思い出したので失礼いたします―――!!!!」
「あっ!おじさま」
「父上!?」
宰相は逃げ出した
広間はまだ笑いに包まれていた…
長くなったので分けました(∩´∀`)∩宰相の受難と王女の暴走はまだ続く




