15.姉妹喧嘩②
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします<(_ _)>
「とりあえず、次はどうするかだけど…」
とりあえず証拠の有効性を確認した後、どうするかという話になった。
「そこはもちろん、ざまぁだろう!」
鼻息荒く、猪男が力説する。
そこにリージアさんが口を挟む。
「具体的には、どうざまぁするかですよね…国王に報告するのもやり方を考えないと…」
リージアさんの意見に、皆が頭を悩ます…が、1人だけ別だった。
「何言ってるんだ?さっき会長が、王宮に報告しに行っただろう?」
不思議そうに、猪男が首をかしげる。
猪の言葉に、皆の頭に?が浮かぶ。
(何言ってんだ、コイツ)
ケイジュが王宮に行ったのは、別の用だろう……あ!
そこまで考えて、猪の言葉の意味が分かった。
「もしかして猪さんは、ケイジュ様が王宮に行ったのは、報告のためだと思ってるんですか?」
「だから俺は猪じゃない!というか違うのか?だったら今から俺が行って…」
王宮に向かって突っ走ろうとする猪男を、全員で慌てて取り押さえる。
「まぁ待て!落ち着け」
「早まるな!」
「それよりも、別の事を考えましょう。王女の事とか!」
とっさに出た言葉だが、猪男の動きが止まる。
「そうだった、まずは王女様の誤解を解かないと!王女様――――――!!!!」
猪男は私達を振り払うと、猛ダッシュであっという間に姿が見えなくなった。
「あ~ぁ行っちゃった…」
「とりあえず私達も、後を追いましょう」
「今の時間なら、寮に帰ってる筈よね」
「…というかアイツ、女子寮に入れるのか?」
3馬鹿の1人のツッコミを聞きながら、私達は女子寮に向かった。
答えはすぐに出た。
寮の入り口で、殴られて顔をパンパンに腫らした猪男と、遭遇したからだ。
「女子寮に突入したら、寮監に殴られた…」
「まぁ自業自得ね」
「当たり前ですー」
「うぅ…」
落ちこむ猪男に、チューリさん達がツッコミを入れる。
「とりあえずアンタはここで待ってなさい、王女の様子を見てくるから」
私とチューリさん達は、男子達(+馬鹿女)を残して、王女の部屋に向かった。
10分後。
「だから猪男は、あの留学生に騙されて離れたのよ、アンタを嫌いになった訳じゃないわ」
「嘘よそんなの、どうせ私なんか、誰も好きじゃないんだわ!」
必死に説明するチューリさんと、相変わらずヒステリーを起こして、否定する王女。
部屋の入り口で待機してたが、その様子を見てさらにイライラする。
そこにとどめが来た。
「今さら何だっていうの!?あの子に全部大切な物持っていかれて!誰も助けてくれなかったくせに!もうおしまいよ―――!!」
王女の発言に、堪忍袋の緒が切れる。
そのまま部屋の中に足を踏み入れると、王女をひっぱたいた。




