7.学園は祭りを行う①
前振り話なので、ギャグはないです。
うっとうしい雨の時期が終わって、久しぶりの晴れの日。
会議から戻ったケイジュが、開口一番宣言した。
「生徒会主催で祭りを行う事になった」
「「「「「「は?」」」」」」
生徒会室に残ってた面々が驚く。
ケイジュはそれ以上説明する気が無いのか、いつもの笑みを浮かべながら、こちらにちらっと視線を向けてくる。
仕方ないので、説明する。
「最近校内でやたらざまぁイベントが活発化してるんです」
「それに喧嘩とか校則違反とかもね」
苦笑しながらケイジュが付け足す。
「それについての対策を会議で話し合ったのですが、結果として授業参観がなくなって、緊張感が緩んでるのと、最近イベントが無くて、欲求不満が溜まってるんじゃないかという結論になりました」
「あぁ、それで不満解消に祭りを行う事になったのか」
3馬鹿の1人が察しをつける。
「そういえばざまぁはいつもの事だけど…土下座を強要したり、やたら怒鳴ったりちょっと過激だったわね…」
「この前廊下で、胸倉つかんで怒鳴ってる人見ました」
「おっかないですね」
チューリさん達も心当たりがあるようで、同意する。
「そうです。という訳でこれから準備に入るので、また忙しくなります。頑張りましょう」
「「「「「「は~い」」」」」」
それからにわかに忙しくなった。
具体的に何をするかというと、1日目はクラス単位、2日目は部活単位で、出し物を行う。
当初は外部からお店の人を招いて、屋台形式で軽食や芝居などを提供してもらう予定だったが、それよりは自分達で協力して何かをやった方が、チームワークが強まってケンカをしなくなるだろうという事で、こうなった。
初めての試みと生徒会主催という事で、トラブルが起きないよう自分達の準備と並行しながら、毎日見回りもしている。
ちなみに今はケイジュとチューリさんが、見回りに行っている。
臨時役員だけの見回りだと抑止力として弱いので、毎回ケイジュもしくは私と他の誰かが行っている。
ちょっとモヤっとしたが、深く考えずに目の前の書類に集中する。
そうして過ごしてる内に、学園祭当日がやって来た。




