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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第2章.密偵見習いは進級する
211/259

20.世界一〇〇な戦争の終わり(中)

短めです。

「では今後について、意見のある方どうぞ」

別室に移動した後、今後の事を決める事になった。

全員テーブルに席についていて、宰相が進行役を務めている。

早速意見を述べる。

「はい。とりあえず傍迷惑な本は、禁書にするべきだと思います」

「「賛成」」

私の意見に、ジョーンズさんとアザレアさんもすかさず賛成してくれる。

当然満場一致だと思っていた。

「あ~~アイリス、申し訳ないんだが、その案は不可能だ」

「申し訳ありませんがアイリス様。お気持ちは分かりますが、今は帝王の処遇と今後の国の方針について、意見をお願いします」

何故かケイジュと宰相が、異論を唱えてきた。

「「「え、何で?」」」

私だけでなく、ジョーンズさんとアザレアさんも首をかしげる。

「禁書の基準は過激な暴力や猥褻なシーンなど、閲覧に問題のある書物に限るんだ…例の本は読む相手が問題なだけで、本自体はごく普通の小説だから、禁書の対象にはならないんだ」

「無理に法改正して禁書の対象にすれば、他の本も対象になりますし、一般の読者から猛反発を受けます。何より…」

「「「何より?」」」

宰相の言葉に、3人そろって首をかしげる。

「最終的な決定権は、オタク王にあります」

「「「分かったわ」」」

残念だが、提案するだけ無駄のようだった…



「では改めて、バカ2人の処遇を決めたいと思います」

宰相が発言側に回りたがったので、代わりにケイジュが進行を務める。

「はい!2人まとめて処刑でいいと思います」

真っ先に意見を出したのは、宰相だった。

どうやらこれが言いたくて、進行役を下りたらしい。

「父上…帝王はともかく、陛下に罪状はありませんよ」

ケイジュが苦笑いしながら諫めるも、宰相は引かなかった。

「意気投合してるし、あの様子じゃ帝王をかばうだろう。罪人をかばうんだから、共犯でいいだろう。まとめて処刑しちゃえ!」

よっぽど不満が溜まってるのか、ムチャクチャ言っている。

「いえ父上、無理ですから」

「チッ!」

ケイジュが苦笑いしながら、止める。

宰相も本気ではなかったようで、舌打ちしながらも引き下がった。



その後も話がまとまらず、とりあえず王妃が落ち着いた頃を見計らって、改めて話し合う事になった。




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