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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第一部・密偵見習いは学生になる
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13.密偵見習いは部を巡る③

講堂を出てさてどうしようと考える

「諦めがつきましたか?」

「いいえまだよ(`・ω・´)次の部を探すわ」

「……」

しぶとい

「次は化学部よ!!」

よりにもよって1番マズイ部だ

「絶対やめて下さい!!」

化学部は文字通り化学―――薬品を扱う部だ

天然王女に薬品など殺人鬼に刃物を持たせるようなものだ

大惨事の未来しか見えない、絶対ダメだ

「……王女。化学部は生き物の解剖も行います、貴方にカエルやネズミが解剖できるのですか?」

「うっΣ(゜Д゜)」

「犬や猫を実験に使うこともありますよ」

「……諦めるわ(T_T)」


校舎に戻る途中

「やっと来たか!このスパイめ」

振り向くと腕を組んで仁王立ちした……誰だっけ?がいた

見覚えはあるんだけどなぁ…

「あ、ケイトさんこんにちは~(*^▽^*)」

「はっ!王女様!!ご機嫌麗しゅう(;´・ω・)」

あぁ思い出した

「食堂で勝手に突っかかってきて勝手に転んだ挙句捨て台詞を吐いて逃げていったケイト=アグリモニーだったわね」

「うるさい!王女様の前で余計な事バラすなこのスパイめ(`・ω・´)」

いや元々王女の目の前で起きた事だし最初からバレている

「どうせ逃げ足の早い貴様の事だから陸上部に入るだろうと思っていた。王女様の護衛の座をかけて勝負だ!(`・ω・´)」

「…………」

前回逃げたのはそっちだろう

「……王女。校舎に戻って別の部を探しましょう」

「「え?」」

そう言ってサッサと行く

「お、おいこら待て!逃げるのか!?何故勝負しない!(;゜Д゜)」

むしろ逆に聞きたい、何故勝負すると思うのか

王命で決まったのだから勝負などしても無駄だ

「こら待て本当に逃げるのか!?不戦敗にするぞ!?(;゜Д゜)」

「………」

「王女様の前でいいところを見せられないじゃないか!?(;゜Д゜)戻ってこーい!!!!」

それが本音か

「いいの?(´・ω・`)」

「あんなのに付き合ってたらキリがありません。それよりどの部にするか決まりましたか?」

「美術部にしようと思うの(*´ω`*)」

「それはいいですね」

美術部なら薬品もないし絵を描いたりするだけだ。被害も少ないだろう

「じゃあ決まりね。早速行って見ましょう(*^▽^*)」


「こんにちはー(*^▽^*)入部希望2名です」

「こ、これは王女様(;゜Д゜)お越しいただき恐縮です」

「そんなに緊張しないで下さい。これから入部するのですからどうか一部員として扱って下さい(*^▽^*)」

「わ、分かりました…(;´・ω・)私美術部長のルミア=カルアと言います。入部歓迎します。早速活動しますか?」

「はいよろしくお願いします(*´ω`*)」

「今日は何を描かれてるんですか?」

「いえ今日は絵画でなく彫刻です。彫刻刀を使いますので気をつけて下さい」

「えっ!?(;゜Д゜)」

「は~い(*´ω`*)」

彫刻刀…嫌な予感しかしない……




案の定だった

スポ―――ン!

グサッ!!

「あら~~~??(*´ω`*)」

「うわ~~また王女の彫刻刀が他の奴に刺さった~~~(;゜Д゜)」

「これで17人目だぞ!?どういう持ち方してるんだ」

「保健室はもういっぱいだぞ!?どうすりゃいいんだ!」

「…………」

不思議な事に王女は私や部長や他の部員がどう持ち方を教えようが、正しい持ち方をしてることを念入りに確認しようが必ず彫刻刀を飛ばしてくるのだ。そして周囲の連中がどう避けようと必ず頭や尻に刺さるのだ

当初20人ほどいた部員は今や部長含め数名だ

「……王女様。大変言い難いのですがうちの部は王女様に向いておりません。どうかこれ以上犠牲者を出さないで下さいお願いですから!(>_<)」

とうとう部長に宣告されてしまった

「そ、そんな~~~(>_<)」

「王女…部長の言う通りです。死人が出る前に諦めましょう。お世話になりましたm(__)m」

「うう…(/_;)お世話になりました…」

美術部室を出て再び校舎に戻る


「はぁ~~~私部に入るのに向いてないのかしら…(´-ω-`)」

「いえ。狙った訳でもないのにあれだけ刃物を飛ばして命中させられるのはある意味才能です。訓練すれば立派な密偵になれるかもしれません」

「私がなりたいのは部員よ、密偵じゃないわ(>_<)」

「そんなに部員になりたいなら帰宅部員になればいいじゃないですか、1番平和です」

「ダメよ!それじゃあ友達が作れないわ(>_<)」

「とりあえず今日は帰りましょう。まだ期間はあるし明日は運動部を見てみましょう」

「うう…(/_;)」


~翌日~

「おはようアイリス私決めたわ(*^▽^*)」

「何を決めたんですか?」

「私に入れる部が無いなら作ればいいのよ(*^▽^*)私、部を作るわ」

「…部は部員が3人以上いないと承認されませんよ。あと活動内容もそれなりの内容でないと」

「いきなり3人は無理だからまずは同好会でもいいわ(*^▽^*)これから募集をかけて増やせばいいもの」

「で、どんな部を作るんですか?」

「お友達部(*´ω`*)」

「は?」

「だからお友達部。部員同士仲良くするの(*´ω`*)ゆくゆくは100人ぐらい増やしたいわ」

「はぁ~~~好きにすればいいでしょう」

「ありがとう。まずはアイリスが1人目ね(*´ω`*)承認されたらチューリさん達も誘ってみるわ」

「……それより先に申請してきたらどうですか?」

「えぇ行って来るわね(*^▽^*)」


当然だがもちろん承認されず、その上「彫刻刀事件」が広まったので全ての部から入部を断られた

結果として入部できなかった王女は今日も帰宅部員として平和に活動している…



学園は今日も(ガッカリした王女以外)平和である





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