表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第2章.密偵見習いは進級する
199/259

10.猪男は笑撃の事実を知る⑥

「う~ん…ハッ!ここは?」

目が覚めると、天井が見えた。

「保健室よ」

かけられた声に目を向けると、傍で平民女が仁王立ちしていた。

どうやら俺は気絶して、保健室に連れてこられたらしい。

「アゴが痛い…というか顔全体が痛い」

顔全体をさする。

思えば一昨日から殴られてばかりだ…厄日か?

「アンタはアホな発言をして、私に殴られて気絶したのよ。覚えてる?」

「あぁ覚えてる」

確かに我に返ってみれば、アホな発言だった…誤解を解きたいのに、事実にしてどうするというのだ。

「正気に戻してくれたのはありがたいが…他にいい方法が思いつかん」

どうすれば誤解が解けるのか…

「あれを「良い方法」に入れるな!」

平民女が再び怒り出す。

咄嗟に構えを取りつつ、反論する。

「何でそんなに怒るんだ?俺と会長の噂だろう!」

すると平民女は怯んだ。

「それは…そうだけど…」

その様子に俺はピンと来た。

「はは~ん、さてはお前会長に好意を持っているな?」

「………!」

そこで平民女はまたしても予想外の行動に出た。

一瞬あっけにとられた顔をしたと思ったら、そこから一気に赤くなったのだ。

半分冗談だったのだが…もしや図星か?

名推理だ、さすが俺。

「な、な、な…」

赤くなって動揺する平民女に、俺はイタズラ心をくすぐられた。

散々殴られたんだから、ちょっとくらい揶揄ってももいいよな。

「図星だな。それでいつから会長の事が好きなんだ?あ、幼馴染だから物心ついた頃からか?」

「な、何言ってんのよ!私は別に…」

平民女がそっぽを向くが、全然隠せてない。

「ならなんでそんなに動揺してるんだ?顔真っ赤だぞ?」

笑いが堪えられん。

日頃平静な平民女がここまで動揺するとは……面白い!

ニヤニヤしながら、平民女に顔を近づける。

「さぁ白状しろ!いつからだ?何がきっかけだ?それとも一緒にいるうちに徐々に~と言うヤツか?」

「そ、それは…」

「それは?」

更に顔を近づける。

「アンタに言う必要はな――――――い!!!!!!!!」

叫ぶと同時に平民女は思いっきり頭を突き出した。

「イテェ―――!!」

俺は頭を抱えてしゃがみこむ。

「人の事に口を出すより、自分の事を何とかしろ――――――!!!!」

そう言って平民女は保健室を飛び出していった。

そのまま見送って、俺はハッと気づいた。

「しまった!まだ解決案を聞いてない」

俺1人では到底思いつかない!

他に相談できる相手もいない!

1人より2人!

文殊の知恵だ!


グーッ

追いかけようとした瞬間、腹の虫が鳴った。

俺はしばし自分の腹を眺めた後、顔を上げた。

視線の先ではドアが開けっ放しになっていた。

平民女の姿はもうどこにもない。

「腹が減っては戦はできぬ、だ!」

俺は平民女を追うのを諦めて、食堂に向かった。


翌日平民女に平謝りして、何とかアドバイスをもらった。


あ~お腹空いた(´-ω-`)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ