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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第2章.密偵見習いは進級する
194/259

10.猪男は笑撃の事実を知る①

BL風味ありご注意<(_ _)>

5/30タイトルの番号間違えてたので修正しました<(_ _)>

~猪視点です~


(何かがおかしい)

放課後、学園の廊下を歩きながら考える。

異変に気付いたのは、新学期が始まってからだった。

会長と一緒に歩いてると「いよっご両人!」とか「今日もお熱いね~」とか「校内デートですか?」とか、野次が飛んでくるのだ。そのたびに会長が嫌そうな顔をするので「会長が恥ずかしがってるから、やめろ」というと、ますます嫌な顔で「頼むから口を開かないでくれ」と言われるし、周りもさらに冷やかしてくる。

(会長は照れ屋なんだな)

その事については、そう思っていた。


しかしそれ以外にも他の男子生徒が、俺を見ると尻を隠すようになった…まるで俺が尻を攻撃するかのように。

(狙うなら急所だろう)

尻など攻撃しても、さほどダメージにはならないから狙わない…そもそも通りすがりの相手に攻撃などしないが。

そこまで考えてふと気づく。

学園生徒だけでなく、実家にいる義理の兄も俺を見て尻を隠している事に。

(男子限定で痔が流行ってるのかな?)

だとしたら大変だ、俺も会長もかかるかもしれない。

とりあえず野菜を多めに食べるようにして、会長には痔の薬を渡そうとしたら「必要ないから」と受け取ってもらえなかった。

後で副会長に「人前で渡そうとするからだ、痔なんて恥ずかしいからこっそり渡すものだ」とアドバイスを受けた。

俺にはよくわからないが確かに下半身に関する事だ、恥ずかしいかもしれない。薬は宰相邸に贈っておいた。

その後何故か俺が薬を贈った事が知れ渡っていて「激しすぎだろ~」とか「ちょっとは控えろよ~」とか意味不明の台詞を投げかけられた。


しかしそれよりも不可解かつ深刻な問題が起きている。

まず1つは王女様が休日に誘っても応じてくれないのだ。これまではいつも応じて下さってたのに…

最近は誘っても「ケイジュ様がいるのに、私を誘うなんて良くないわ~」と言って断られる。

(何故だ?)

婚約を破棄したのに、まだ会長に義理立てなさってるのだろうか?

それとも嫌われたのだろうか?

いや他の連中と一緒にいる時は、今まで通り接して下さる…が、2人きりになったり、休日に誘ったりするとよそよそしくなられる。

(う~ん)

いくら考えても分からない。


そして2つ目…

「猪男ここにいたのね!さぁ調教の時間よ!」

振り向くとムチを持ったちびっこ(名前忘れた)が、取り巻き2人を連れて仁王立ちしていた。

取り巻きが俺の両腕を掴んで引き摺る。

「何で俺がお前に調教されなきゃいけないんだ!」

「ケイジュ様のためよ!アンタがケイジュ様にふさわしい人間になるよう、鍛えるのよ!」

「俺は今のままでも充分だ!」

確かに俺は未熟だが、俺と会長は熱い先輩後輩の絆で結ばれている。会長の崇拝者第1号の座は俺のものだ!

「どこがよ!そんなんじゃ、ケイジュ様の将来の伴侶として認められないわ!」

「何だと!?さてはお前も会長の崇拝者の座…を…」

俺の反論は途中で止まった。

(アレ?何か今変な単語を聞いたような…)

「今何て言った」

俺の疑問にちびっこがウンザリした顔で振り向きながら答える。

「ケイジュ様の伴侶として認めらないって言ったのよ!」

そのまま顔を前に戻すと、再び取り巻きを先導して進む。

俺はしばし考える。


……………



「な、何だって―――――――――!!!!」

1分後、俺の絶叫が廊下に響き渡った。



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