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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第2章.密偵見習いは進級する
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9.天然王女は二択を迫られる

ブックマーク増えた…気がする。とりあえずありがとうございます<(_ _)>

チューリさん達が復帰してから数日。生徒会は平和になった。

猪のフォローを代わりにチューリさんがやってくれるようになった。

「え~とここの数字は…」

「ちょっと猪!ここ間違ってるわよ、あと字が汚い!」

「何!どこだ?」

「陸上部の予算のところ!0が2つ多いわよ!」

「む、ホントだ。感謝する…しかし字はどうでもいいだろ」

「良くないわよ!こんな汚い字をケイジュ様にお見せする気!?」

「会長ならこの文字に込めた、俺の気持ちを分かって下さる!」

「どんな気持ちがこもってるってのよ!」

「『書き直しが面倒くさい』という気持ちだ!」

「キィーッ、見せつけるんじゃないわよ!」

ヒステリーを起こしたチューリさんが、ムチを取り出して振り回す。

皆慌てて机に伏せて書類と自分を守る。

前言撤回。

手間はなくなったけどうるさい。


「みんなお疲れ様~」

「お茶が入りました~」

王女とミーレさんが、お茶を持ってくると、ケイジュが休憩にする。

「じゃあみんなちょっと休もうか。ケイト君とチューリ嬢も少し時間が必要だろうし」

「はい!」

「取り乱してすみません」

荒い息をしたチューリさんと、猪男も休憩に入る……ムチを巻き付けたまま。

「とりあえずケイト君はムチを取ってからね」



「これで大体予算案はまとまったかな。後は予算会議で各部長に伝えるだけだ。皆ありがとう」

「「「「間に合ってよかったですね」」」」

「「ケイジュ様(会長)のお役に立てて光栄です」」

「頑張った甲斐があったわね」

ケイジュの言葉に皆がホッと一息つく。

「これで後は前期の授業参観だけだね」

「「「「「「そうですね」」」」」」

「え!」

皆が賛同する中、何故か王女が驚いた顔をする。

一斉に視線を向けられると、王女が深刻な顔で言う。

「部活の勧誘は?去年もあったでしょう?」

「今頃何言ってるんですか?とっくに終わってますよ」

指摘すると王女がショックでよろめいた。

「そ、そんな!今年こそ部に入ってお友達100人作るつもりだったのに~」

そういやそんな事言ってたな…というかまだ諦めてなかったのか。

「色々言いたいですが、まず私が生徒会に入ってる時点で無理です。護衛なしで部に入るなど国王の許可が下りません。次に昨年すべての部から入部拒否されたでしょう。どっちにしろ無理です」

とどめを刺すとこの世の終わりみたいな顔をした。

「そ、そんなぁ~あ、でも部を作るのは…」

王女が希望を見つけたみたいに閃いた。

「残念ながら生徒会に関わるものは、入部も部を作るのも出来ません。どうしてもというなら生徒会には一切立ち入り禁止です、どうしますか?」

「え!」

ケイジュに二択を迫られた王女は頭を抱える。

皆が無言で見守る中うんうん唸った後、何故か私とケイジュ、猪男を見て深くため息をついた。

「……部を諦めるわ」




天然王女は今日も友達0です。




「0じゃないもん!(>_<)」

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