74祭りの後で③(とある親子の会話)
評価、ブックマークありがとうございます(ノД`)・゜・。感激です
短編集?みたいな感じです
~オタク王とアイリスの場合(アイリス視点)~
「申し訳ありません、王女のざまぁを防げませんでした」
ひざまづいて頭を垂れる。その前には国王が渋面で立っていた。
「謝らなくていいよ。そもそも命令は『マリアがざまぁされるのを防ぐ事』で『マリアがざまぁするのを阻止する事』じゃない」
「それでも…」
「本当に気にすることないよ、それを言うならこちらもマリアがざまぁされる~なんて誤情報を伝えてしまったんだから。それより聞きたい事があるんだ、顔を上げてくれ」
言われて顔を上げる
すると真剣な顔でこちらを見る国王と目が合った。
「アイリス…」
「はい」
こちらも真剣に返事する。
「学園中の令嬢子息に手を出して一大ハーレム築いて、正妻がマリアでケイジュが愛人というのは本当かい?」
とりあえず傍にあった花瓶の水をぶっかけた。
~宰相親子の場合(ケイジュ視点)~
「ケイジュ―――!!」
部屋で今後の事を考えてると、父上が飛びこんできた。
(まぁ予想はつくけどね)
恐らく…というかまず間違いなくパーティの騒動が耳に入ったのだろう。
「父上実は…」
「‘#$%&()~*!」
興奮しすぎて何を言ってるかわからない。
「父上落ち着いて下さい」
「¥*+~}’&%$#”!!」
先ほどの言葉?に身振り手振りも加わるがやっぱりわからない。
「とりあえず人間の言葉を喋って下さい」
~腐王妃と天然王女の場合~
「それでねケイジュ様に宣言したの『アイリスは私が幸せにします』って~(*´ω`*)」
「まぁそうなの(*^▽^*)」
騒動の後日、王女は王妃の部屋にてお茶を楽しみながら一連の騒動を報告していた。
「それでその後、ケイトさんがみんなの前でケイジュ様に告白して祝福されてたの(*´ω`*)」
「まぁステキね、それで何て告白したの?(*^▽^*)」
すかさず王妃がメモとペンを構える。ネタにする気満々だ。
控えてる侍女たちも思わず耳を聳てる。
「『興奮し過ぎてケイジュ様を押し倒してしまった』って~(*´ω`*)」
「な、何ですって―――!!(;゜Д゜)」
突然バン!とテーブルを叩いて王妃が立ち上がる。
うっかりテーブルのお茶がこぼれそうになったが王妃は気づかない。
「お母様どうしたの?(*´ω`*)」
「ケイト君が押し倒したの?ケイジュ君じゃなくて?(;゜Д゜)」
「そう言ってたわ~(*´ω`*)」
すると王妃は俯いて小刻みに震えだした。
そしてブツブツ呟く
「何てこと…てっきりケイジュ×ケイトだと思ってたのに、ケイト×ケイジュだったなんて…もう結構定着してるのに、ここにきてまさかの年下攻めなんて…皆に相談しないと…」
「お母様~?(*´ω`*)」
呼びかけるとハッと顔を上げる。
「ごめんなさいマリア、お母様急用が出来ちゃったわ。申し訳ないけどこれで失礼するわね。後はごゆっくり~~~~」
そう言って慌てて部屋から飛び出していった。行き先は薄い本を書く場所だろう。
「お母様行っちゃった…何の用だったのかしら?(*´ω`*)?」
残された王女は1人お茶会を楽しみました。
~猪一家の場合~
「ケイト、そこに座りなさい」
「はい」
騒動の翌日、何故か猪は父親に呼び出された。
部屋に入ると父親だけでなく母親と姉夫婦もいた。
「ケイトお前に聞きたい事がある。今日陛下から伺ったが昨日のパーティで宰相のご子息を押し倒したと白状したそうだな」
猪父が机に頬杖をつく。
「はい、しました(`・ω・´)」
息子の返事に父親はため息をつくとさらに続けた。
「その後愛の告白もしたそうだな」
「はい、しました(`・ω・´)」
その言葉に猪父は頭を抱えた。
「お前意味が分かってるのか?身分差とか色々障害があるぞ?いやそれ以前に不毛だろう」
「分かっています、しかし気持ちは止められません。ふさわしい相手になるよう努力を重ねていきます(`・ω・´)」
この時猪父はミスをしていた。
愛の告白について聞きはしたが「相手が誰か」は聞いていない。
そして猪男もミスをしていた。
父親の台詞「不毛」の部分を受け流していたのである。
この時2人の認識に違いが生じている事を本人も含め誰も気づいていなかった。
「まぁいいではありませんか貴方」
猪母が夫の肩にそっと手を置き宥める。
「気持ちは止められませんもの。ケイトがそう決めたのなら親として見守ってあげましょう」
「しかし親として息子が道を踏み外すのは…」
「大丈夫です!俺は負けません(`・ω・´)」
猪男が父親の言葉を遮る。
何に負けないつもりかサッパリわからないが、(精神的に)疲れた猪パパは受け流した。
「まぁ冬休みが終われば新学期だし、進級すれば少しは跡継ぎの自覚が出て目が覚めるかも…」
猪父は現実逃避したが、猪姉が追い打ちをかける。
「大丈夫よ!いざとなったら私もいるし、ケイトの恋を応援してあげましょう(*^▽^*)」
何故かガッツポーズで弟の味方をする。
「え~と俺としては、家の中に変態がいるのはちょっと…(;´・ω・)」
義兄が水をさす発言をしたが次の瞬間、猪姉に拳で撃沈された。
足元で悶絶する1人を無視して猪一家は家族の道ならぬ恋を応援する方向で盛り上がった。
親子は今日も仲良しです。
第1部終了。次から第2部になります(;^ω^)うまく書けるといいな




