71.天然王女は爆弾を落とす
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そしてやってきたパーティ当日。
(結局何もなかったな…オタクの勘違いだったのかな?)
気を取り直し王女と連れ立って会場に入る。
会場は校庭で立食形式で行われる。見渡すとちらほら人が入り始めてた。
「スノーパーティ楽しみね。上手くみられるといいんだけど(*^▽^*)」
「そうですね(´-ω-`)」
王女が張り切って言い、相槌を打つ。
スノーナイトを観賞する名目のパーティだが何分天体ショーだ、必ず今日降るとは限らない。なら何故パーティを開くのかというと今日が2学期の終業式、つまりは明日から冬休みで「やっと休みだ、さぁ遊ぶぜー\(^o^)/」のノリだ。
まぁ過去のスノーナイトの8割はここ数日に集中して起きているので確率的にはかなり高い、万一降らなくても「星が綺麗ね、スノーナイトの代わりに降ってきそうだわ(*^▽^*)」で済まされる。
「…まだあんまり人いないわね(´-ω-`)」
王女が会場を見渡して言う。何だかガッカリしてるようだ。
(誰か待ってるのか?)
「まだ開始の挨拶もありませんしね、もう暫くしたら人も集まるんじゃないでしょうか?(´-ω-`)」
終業式後のパーティとはいえ全校生徒が集まるわけじゃない、恋人のいる何人かはパーティに参加せず2人きりで過ごすのだ。
「あ、ケイジュ様だわ(`・ω・´)」
王女の見る方に目を向けるとケイジュが壇上に登るところだった。
「皆さん今日は星も美しく絶好のスノーナイト日和に…」
「………(=_=)」
「………(´-ω-`)」
ひたすら壇上のケイジュを睨む王女。
(ホントに何やったんだか)
パーティが始まると一気に賑やかになる。
飲み物片手に談笑する者、ご馳走に夢中になる者、獲物を探す者…
……んん?
「男!男!玉の輿はどこだ―――!!(;゜Д゜)」
「うおぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!(;゜Д゜)」
「負けません――――――!!!!!(`・ω・´)」
「す、すげぇあの二人、山のように盛ってた料理があっという間に空に!(;゜Д゜)」
「クーバー先生はともかくあの小さいののどこにあんな量が入るんだ!(;゜Д゜)」
「兄貴頑張れ~~(*^▽^*)」
「ミーレやめなさい、淑女のやる事じゃないわよ!(;゜Д゜)」
「大丈夫です今日は無礼講ですから('ω')ノ」
「いえそういう問題では…(;´・ω・)」
血走った眼で駆けずり回る某バカ女と、制止の声も右から左に流しひたすら大食い勝負をする二人。
(見なかったことにしよう)
私はそっと目をそらした。
「王女様、楽しんでますか?(`・ω・´)」
テーブルを回って少しずつ食べ物を楽しんでいると猪男がやって来た。
「こんばんは。ケイトさん(*´ω`*)」
「はいお久しぶりです。今日もお元気そうで何よりです。平民女も久しぶりだな(`・ω・´)」
「そうね。お久しぶり(´-ω-`)」
生徒会はずっとスノーパーティの準備でてんてこ舞いだった、王女に会いに来る暇もなかったのだろう。
「今日は腕によりをかけて準備しました。楽しんでいって下さい(`・ω・´)」
「ありがとう~ケイトさん達のお陰で楽しいパーティが開けてるわ~(*´ω`*)」
「喜んでいただけて恐縮です。会長のもと生徒会みんなで一丸になって王女様のために頑張りました(`・ω・´)」
「………そう(=_=)」
「え、あれ?王女様?(;´・ω・)」
(色々ツッコミたいがひとまず…)
猪男の肩を掴んで王女から数歩離れた場所でヒソヒソ話をする。
「猪男アンタ王女に何したの?(´-ω-`)」
「え、いや俺は何も(;´・ω・)」
「でも急に機嫌が悪くなったわ(´-ω-`)」
「でもそれまでは普通に接してたぞ、お前も見てただろう(;´・ω・)」
「確かに…すると内容が悪かったのかしら(´-ω-`)」
確か内容は生徒会みんなで王女の為頑張ったと言っただけだ。
「…自分のために無理をさせたと気に病んでるのかしら(´-ω-`)」
「!そんな王女様のせいじゃないのに(;゜Д゜)」
猪男がうろたえる。そこに王女が顔を出す。
「2人共何話してるの~?(´-ω-`)」
「「わっ!」」
ビックリした。
「2人とも仲良しね…やっぱり同じ悩みを持つ者同士話が合うのかしら?(´-ω-`)」
「そうですね。貴方の事を話してたので今は合ってると思います(´-ω-`)」
「私の事?やっぱり悩ませてるのね…(;´・ω・)」
「えぇ悩んでます(最近意味不明だから)(´-ω-`)」
「王女様!俺の(言った)事は気にしないで下さい!王女様が良ければそれでいいんです(`・ω・´)」
「ありがとう。でもそんな事はできないわ、私にとってはケイトさんもアイリスも大事だもの~~(>_<)必ずけじめはつけるわ!」
「分かりました!王女様のお気の済むようにして下さい、俺はいつでも貴方の味方です(`・ω・´)」
「ありがとう~~これからも仲良くしてね(>_<)」
「はい!(`・ω・´)」
何か怪しい。
女の勘が告げている。
ケイジュを睨みつける王女。
生徒会の話をした途端不機嫌になった王女。
ケイジュは生徒会長だ。
(わかったようなわからないような…とりあえずケイジュと王女を会わせない方がいいだろう)
そう考えた途端何かのフラグか見えない力で引き寄せられたのか、絶妙のタイミングでケイジュがやってくる。
「こんばんは3人共。パーティは楽しんでいるかい?(#^^#)」
キッとケイジュを睨みつける王女。
(あ、マズイ)
止めようとするがそれよりも王女が早かった。
「ケイジュ様!私貴方との婚約を破棄します!」




