閑話⑳.乙女達の密談⑥
「いらっしゃい2人とも」
「「お邪魔します」」
もはや恒例となったリップ伯爵邸での話し合い。慣れた様子でメイドが床にクッションと茶をを用意するとすぐさま3人が座る
「今日の話し合いは天然王女の様子がおかしいことについてよ(`・ω・´)」
早速チューリが切り出す
「最近ケイジュ様を睨んでばかりですね(;´・ω・)」
「痴話ゲンカかな?('ω')」
「そもそも痴話ゲンカするほど恋人っぽくないでしょうあの二人(;´・ω・)」
ミーレの発言にリージアが訂正してくる
「そうよね…何考えてのかしらあの天然(@_@。」
「「「う~~ん」」」
3人で頭をひねるがやはりわからない
「ケイジュ様が何か王女を怒らせるような事をしたんでしょうか?('ω')」
「まさか!ケイジュ様に限って…(;゜Д゜)」
「あ、もしかして…( ゜Д゜)」
「何?ミーレ(;´・ω・)」
「心当たりがあるの?( ゜Д゜)」
2人がミーレに注目する
「最近王女が猪君とよく出かけてるみたいなんです。もしかしてそれでケイジュ様嫉妬してるとか…('ω')」
「………」
「「………」」
「「「無いわ~~~~~~~」」」
即座に3人否定する
気が抜けたのか3人とも後ろに手をついたり突っ伏したり思い思いにだらける
「ケイジュ様が猪に嫉妬とかありえないわ!(=_=)」
「そうですよね。王女とケイジュ様ってどう見ても仲の良い恋人同士には見えないし…(;´・ω・)」
「むしろ宰相様の件があるのに仲良かったらMですね('ω')」
「あっ!(;゜Д゜)」
突然チューリが何かを思い出したようで驚く
「どうしましたチューリ様(;´・ω・)」
「忘れてたけどケイジュ様Mだったわ!(;゜Д゜)ほら体育祭で…」
「あぁそういえば…(;´・ω・)」
「アイリスに蹴られて喜んでたアレですね('ω')ノ」
「するとやっぱり王女が睨んでたのは嫉妬したケイジュ様が王女を怒らせて睨んでたのかしら(;´・ω・)」
「それしか思いつきませんね(;´・ω・)」
「まぁ王女がケイジュ様を嫌いになるのは良い事なんじゃないですか?('ω')」
「そうだけどこのままだと婚約破棄の理由が『ケイジュ様が王女を怒らせた』になってしまうわ(;゜Д゜)それじゃケイジュ様が処罰されちゃうわ!」
「そうですね…あ、じゃあ今のうちに『王女の浮気でケイジュ様が嫉妬した』と噂を流しておきましょう(;´・ω・)」
「そうねそれならケイジュ様の落ち度にならないわ(´・ω・`)」
「じゃあ頑張って噂を流しましょう('ω')ノ」
「そうね(;´・ω・)」
終わりそうになったがここでチューリが何かに気づいたように呟く
「噂と言えば…最近女子達がケイジュ様を見てヒソヒソしてるのよね…何かしら(´・ω・`)」
途端にサッと横を向く2人
その姿にチューリも何かを察する
「2人とも何か隠してるわね?正直に言いなさい(`・ω・´)」
「「い、いえ何も…(;一_一)(;一_一)」」
目をそらしたまま答える2人。決してチューリと目を合わせようとしない
「怒らないから正直に言いなさい(`・ω・´)」
「い、いえ怒るかどうかじゃなく…(;一_一)」
「知ったらチューリ様がショックを受けると思うので言えません(;一_一)」
頑なに目を合わせない2人にチューリが説得する
「大丈夫よ2人とも。こう見えても日頃から淑女を目指しているからちょっとやそっとでは動じないわ(`・ω・´)」
「で、でも…(;一_一)」
「ちょっとのレベルを超えてるかも…(;一_一)」
「大丈夫よどんな事でも取り乱さないと約束するわ。だから教えて頂戴何が起こってるの?(`・ω・´)」
諦めないチューリについに2人も折れる
「じ、実は…(;´・ω・)」
「今女子の間でこんなものが流行っていて…(;´・ω・)」
そう言ってリージアが荷物から1冊の本を取り出して渡す
「?やけに薄い本ね(;´・ω・)これがどうしたの」
「私達の口からは何とも…(;´・ω・)」
「本を読めばわかると思います('ω')ノ」
「わかったわ2人ともちょっと読ませてもらうわね(;´・ω・)」
そう言ってチューリはページをめくり始める
2人は何も言う事が出来ず沈黙が場を支配した
やがて読み終えたチューリがパタンと本を閉じた。最後まで悲鳴をあげなかったチューリに2人はホッとする
「さすがチューリ様冷静ですね(*^▽^*)」
「そうね杞憂だったわねε-(´∀`*)ホッ」
しかしチューリはまだ本を閉じたポーズのまま微動だにしない
「あの…チューリ様?(;´・ω・)」
「本のご感想はいかがでしたか?(;´・ω・)」
ミーレが恐る恐るチューリをつつくとチューリはそのまま後ろにひっくり返った
「うわ―――!!気絶してる―――(;゜Д゜)」
「チューリ様お気を確かに!!(;゜Д゜)」
乙女達はパニック中です




