11.天然王女は楽しく遊ぶ
本日3回目の投稿です。お正月用の番外も読んでいただけると嬉しいです(*'▽')読んで下さった方はありがとうございます
結局授業に間に合わなかったので、そのまま教室に戻るとチューリ嬢と取りまきが王女に絡んでた。周囲には興味深そうに見てくるクラスの生徒達。
「マリア=カラス=ショーク!クラス委員の座をかけて勝負よ!!(`・ω・´)」
「あら~~(*´ω`*)楽しそう」
「楽しくないわよ!(# ゜Д゜)勝負なんだから真面目にやりなさい!!」
「「そーよそーよ」」
いや勝負も何も決めるのはクラスの生徒達である
気は進まないがとりあえず声をかける
「ただいま戻りました」
「お帰りなさ~い」
「またアンタなの!?邪魔しないでよ!(;゜Д゜)」
「しません。護衛に関係ないので。ご自由にどうぞ」
「良い心がけね。これからもその調子でいてちょうだい」
そう言って王女に向き直る
「そもそもアンタみたいな天然女にクラス委員なんて務まるわけないでしょう!?何考えてるのよ(`・ω・´)」
その通りだ
「クラス委員って皆と触れ合う機会が多いでしょう?お友達が出来るかもと思って(*´ω`*)」
「王女、話す=友達ではありません」
会話はあっても事務的な事柄だ。親しいから話すわけじゃない
「ん~~でも接触が多ければ興味を持ってもらえると思うの(*´ω`*)」
確かにそれはあるかもしれない…しかし
「クラス委員は雑用が主な仕事ですから、会話の機会はさほどないですよ?」
「えっそうなの?(´・ω・`)」
「はい。先生に頼まれた雑用が大半なので教室にいないことが多いです」
雑用+クラスのまとめ役なのでいる事も結構あるが諦めてくれるなら何でもいい
「アンタ中々良いこと言うわね」
チューリ嬢が口を挟む
「そういう事よ。アンタにはムリだからサッサと辞退なさい」
「ん~~でも初めてだし挑戦してみたいわ(*´▽`*)」
やめてほしい
「やる気ね。いいわ受けて立つわ!クラス委員になるのはこの私よ!(`・ω・´)」
「じゃあみんなでなりましょう?」
「「「「は?」」」」
「みんなでクラス委員になればきっと雑用も楽しいと思うの(*´ω`*)」
「………王女、委員になれるのは1クラスにつき1人です」
頭痛がしてきた
「え、そうなの?(´・ω・`)」
「はい」
「残念だわ。お友達とお喋りしながら働くのを楽しみにしてたのに(´・ω・`)」
「残念なのはあなたの頭です」
「アイリスも残念と思ってくれてるのね?ありがとう」
「違います」
「ちょっと!無視するんじゃないわよ(# ゜Д゜)あと誰が友達ですって!?」
「チューリさん達(*´ω`*)」
「何ですって!?いつそうなったのよ!(;゜Д゜)」
「この前裏庭に招待されて楽しくお話しした時から(*´ω`*)」
「招待してないし楽しくないわよ!あれは宣戦布告よ!!(# ゜Д゜)」
「「そーよそーよ」」
「お友達になってくれて嬉しかったわ~~(*´ω`*)」
「なってないわよ!人の話を聞きなさいよ(# ゜Д゜)」
「落ち着いて。今日はチョコレートよ、はいあーん」
「~~~~~~~っ覚えてらっしゃ~~~~~~~~い(ノД`)・゜・。」
「「ああっチューリ様!!」」
チューリ嬢と愉快な取りまきたち退場
「今日もチューリさん達と楽しく遊べて良かったわ(*´ω`*)」
「『チューリさん達で楽しく遊べた』の間違いでしょう」
放課後正式に委員を決める話し合いが行われた。
何故か満場一致(王女とチューリ嬢除く)で私が他薦された
解せぬ
とりあえず断った
最終的に平民男子Aに決まった
今日も学園は平和です。
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