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密偵見習いに指令「ざまぁを阻止せよ!」  作者: 一発ウサギ
第一部・密偵見習いは学生になる
152/259

お正月パラレル童話「マッチ売りの少女」

今年1年お世話になりました<(_ _)>

年の瀬も迫った寒い冬の日、1人の少女が町の広場でマッチを売っていました

「マッチはいりませんか?」

「……」

しかし新年の準備で忙しい人々は見向きもしません、それでも少女は必死に声を掛けます

「マッチはいりませんか?」

「………」

やはり誰も買わずサッサと通り過ぎていきます

「マッチ……」

「…………」

そのうち少女を避けて通るようになりました


「…ってやってられるか――――――!!(# ゜Д゜)」

とうとう少女はブチ切れました

「大体マッチなんて付きが悪くて何回もする羽目になるし、持ち手が短いからすぐに消さないと火傷するし、燃えカス捨てる手間もあるし、子供がイタズラするかもだから下手なところに置いとけないし売れる訳ないじゃない!時代はチャ〇〇マンよ!(# ゜Д゜)」

少女は怒りのあまり時代背景も無視して叫びまくります

「アイリスの奴こんな物仕入れてきて!文句言ってやるわ!」

少女は肩を怒らせながらいったん家に戻りました



バ―――ン!

「ちょっとアイリス!(# ゜Д゜)」

少女が家に帰ると同居人の少女は暖かい部屋で正月料理を作ってるところでした

「お帰りなさいチューリさん早かったですね、もう売り切ったんですか?(´-ω-`)」

マイペースな返事に少女はさらに怒りを煽られました

「あんなもの売れる訳ないでしょう!!(# ゜Д゜)」

どなり返すも同居人はどこ吹く風です

「それはやり方が悪いからです(´-ω-`)出直してきて下さい」

ドアを指してもう1度行けと促します

「嫌よ!私のやり方が悪いというならアンタ見本を見せなさいよ!(# ゜Д゜)」

「いいですよ(´-ω-`)」

すると同居人は料理の手を止めるとマッチの入った籠を取った

「じゃあ準備をしますのでちょっと待っていて下さい(´-ω-`)」

そう言って隣の部屋に入っていった


~30分後~


「お待たせしました(´-ω-`)」

「ずいぶん時間がかかったわね何してたの?(;´・ω・)」

「下準備です(´-ω-`)さぁ行きましょう」

そう言って同居人は少女を連れて出ていきました


ついたのは広場ではなく町の大通りでした。両端にたくさんの店が並び大勢の人が行きかってます

「え?広場じゃないの?(;´・ω・)」

「あんな何もないところで売ろうとしても売れる訳ないでしょう?もっと景気が良くて財布のひもが緩みそうな場所でないと(´-ω-`)」

「な、なるほど(;´・ω・)」

ここで同居少女は立ち止まると思いっきり声をあげました

「いらっしゃい、いらっしゃい!マッチはいりませんか~~?今ならお買い得ですよ~~(*^▽^*)」

「!?Σ(゜Д゜)」

突然大声で宣伝しだした同居人に少女はビックリし、通行人も何事かと一斉に注目しました。しかし本人はお構いなしです

「そこのカッコイイ旦那!マッチは買いません?(*^▽^*)今ならお得ですよ~~」

しかも大声で宣伝するだけでなく1人1人呼び止めてまでいます

「は?マッチなんていらないよ、時代はローソクだろ(`・ω・´)」

「チッチッチッ!甘いですね旦那~実はこれはただのマッチではないんですよ~( ̄ー ̄)」

「えっそうなのか?どう違うんだ?(;´・ω・)普通のマッチ箱に見えるが」

興味をひかれて籠の中を覗きこむ紳士

足を止めていた人達も遠巻きに様子を伺います

「まぁまぁ試しに1つ買って中をみて下さい( ̄ー ̄)」

「わかった(;´・ω・)」

言われた通り買って箱を開けてみると中に紙が入ってました

「ん?何々…『今日の運勢大吉:信じて進めば必ず道は開ける』?占いか?(;´・ω・)」

「そうですこれは占いつきの『おみくじマッチ』なんですよ~~(*^▽^*)」

「おみくじだと?当たるのか?(`・ω・´)」

占いと聞いた途端、紳士が疑ってきました

「私的には割と当たると思いますよ?たとえば…旦那これからデートでしょう?(*^▽^*)」

「え!何で分かった(;゜Д゜)」

見抜かれた紳士が慌てます

「占いのご利益かもしれませんね~~(*^▽^*)もしかしてプロポーズするつもりとか?」

「スゴイなお前!心が読めるのか!?(;゜Д゜)」

またも図星だったようです

「でもいけませんね~~せっかくのプロポーズ前にプレゼント1つじゃあ…やっぱり花束の1つもないと(*^▽^*)」

「え?そういうものか?(;´・ω・)」

「そうですよ女性は非日常やロマンチックな雰囲気に弱いんです、花束でいつもと違う雰囲気を作ればきっと成功率も上がりますよ(*^▽^*)ほらちょうどあそこに花屋さんがあります」

「そうかよし!行ってくるぞありがとう(`・ω・´)」

向かいの花屋さんを指すと紳士は足早に花屋に向かいました。

「へぇ~面白そうだな…」

「まぁマッチならそれほど高い買い物じゃないし…縁起担ぎにはいいんじゃないか?」

それを見ていた人達も興味をひかれて少しずつ買いにくるようになりました


その後も同居人は順調にマッチを売りしかも売るたびにさりげなく他店の商品も勧めていたので当初は睨んでいた他の店も何も言わなくなりました。やがて日が傾くころにはマッチはすっかり売れてしまいました


「どうですこれでチューリさんのやり方が悪いだけだと分かったでしょう?(´-ω-`)」

「凄いわアイリス悔しがる余地もなく完敗だわ(;゜Д゜)」

マッチ売りの少女は敗北を認めました

「じゃあ家に帰りますよ?料理がまだ途中なので手伝って下さいね(´-ω-`)」

「分かったわところでアイリス聞いて良いかしら?(;´・ω・)」

「何ですか?(´-ω-`)」

「どうして占いの紙をつけるだけでこんなに売れるの?占いのご利益?(;´・ω・)」

「違います。人気と活気があるところは自然と気が緩みがちになるんです。特に大きな買い物をした後は財布の紐も緩むんです。加えて年末年始は誰でも縁起を担ぐので(´-ω-`)」

「じゃあどうして最初の紳士がデート前でプロポーズするところだってわかったの?(;´・ω・)心読んだの?」

「そんな訳ないでしょう?プレゼント持って仕事する人はいません(´-ω-`)」

「あ!確かに(;゜Д゜)でも家族や友人と過ごすのかもしれないし、プレゼント=プロポーズとは限らないんじゃ…」

「スーツ姿で家族や友人と過ごす人もいません(´-ω-`)プレゼントの大きさと形から考えて中身は指輪で間違いないです。ビシッと決めた服装で指輪片手に彼女と会うとなったらプロポーズしか考えられないでしょう」

「なるほどさすがね(;´・ω・)」

「見直しましたか(´-ω-`)」

「えぇでも…(;´・ω・)」

「?(´-ω-`)」

「笑顔全開でイキイキしたアンタってかなり不気味ね(;´・ω・)」

「チューリさんのお雑煮は餅なしでいいですね(´-ω-`)」

「待ってやめて!お餅のない雑煮なんてただの鶏スープじゃない!(;゜Д゜)」

「いいじゃないですか鶏スープ(´-ω-`)体が温まりますよ」

「悪かったわ謝るからやめて!(;゜Д゜)お正月はお雑煮とおせちを必ず食べるよう祖母の遺言で決まってるのよ!」

2人の少女は仲良く?言い合いながら帰っていきました



終わり










皆様よいお年を('ω')ノ

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