59.猪男は空回りする
昼食を終えた後再び校舎を回る。最初は楽しかったけどだんだん憂鬱になってきた
「あ、このお料理美味しい(*^▽^*)」
「はい、会長が好きそうな味です(`・ω・´)」
「……」
「あ、このお菓子見たことない(*´ω`*)他国のお菓子かしら?」
「会長は博識だからきっとご存知でしょう今度聞いてみましょう(`・ω・´)」
「………」
「あ、このブローチ可愛い(*´ω`*)」
「会長は手先も器用ですからもっと素敵な物が作れると思います(`・ω・´)」
「…………」
どこへ行っても「会長、会長」ばかり…これはもう確定という事かしら?でもケイジュ様は他の人を誘いに行ってるし………ハッ!もしや二股?
とんでもない事実に気づいてビックリするとケイトさんが顔を覗きこんできた
「王女様?気分でも悪いのですか?(;´・ω・)」
「あ、ううんそうじゃないんだけど…(=_=)」
これはもうハッキリ聞いた方がいいのかしら?
「ケイトさんはケイジュ様のことどう思ってるの?ケイジュ様のこと好き?(=_=)」
「もちろんです!俺は会長を心から尊敬しお慕いしております(`・ω・´)」
ケイトさんが力いっぱい言う……これはもう確定ね
横でケイトさんが何か言ってるけど聞く気にならず頭を素通りしていった
~ちょっと戻って猪視点です~
俺は先輩と一緒にお茶の準備を手伝うことになった
「え~と先輩、コーヒーと紅茶どっちがいいですか?(;´・ω・)」
王女様は紅茶がお好きだが先輩の好みは知らない。俺はどっちにしよう
「ケイト君ちょっと話があるんだけど」
先輩がいきなり切り出した
「何ですか?(;´・ω・)」
「実は王女様さっきもここに来たのよ(´・ω・`)」
「ここにですか?(´・ω・`)」
「そう悩んでる様子でね。話を聞いたらどうも会長とすれ違いが生じてるみたいなのよ(´・ω・`)」
「あぁそういえばここ最近体育祭や文化祭で忙しかったですしね(´・ω・`)」
行事が立て続けでてんてこ舞いだったのだ…俺も王女様とロクに会えなくて寂しかった
「だからここは貴方から2人の橋渡しをしてほしいの(´・ω・`)」
「橋渡しですか?(;´・ω・)」
「そう(*^▽^*)」
先輩が笑顔で言う…うーん困った
先輩は知らないが会長は王女様を守るため婚約破棄されようとしている
橋渡しすれば破棄にならず王女様が不幸になる。王女様が不幸になるのは嫌だが断る上手い理由が思いつかない
悩んでいると先輩が助け舟を出してくれた
「そんなに悩むほどじゃないわ、王女様に会長の良さをアピールしてほしいのよ(*^▽^*)」
「アピール?(;´・ω・)」
「そう、会長の色々な長所を王女様に言ってほしいのよ(*^▽^*)そうすれば王女様も会長を見直すと思うの」
「でもそれだとすれ違いの改善にはならないのでは?(;´・ω・)」
会長の印象を良くするだけですれ違いの関係は変わらないと思う…好都合ではあるが
「最終的にどうするかは本人同士が決めることだと思うの(*^▽^*)出しゃばりは逆効果だからきっかけを与えるくらいでいいのよ」
「なるほど~~(;´・ω・)」
さすが先輩年の功だ
「そうそう貴方が『会長大好きだー』と言うと更に良いわ(*^▽^*)」
「俺がですか?(;´・ω・)」
「そう『後輩に慕われる素敵な婚約者』と王女様も見直してくれるわ(*^▽^*)」
「分かりました頑張ります(`・ω・´)」
「ありがとうよろしくね(*^▽^*)さてそろそろお茶の準備をしましょうか」
「あ、そうでした(;´・ω・)」
その後王女様の元に戻ったが…やはり会長の事で悩んでるようだ、よしここは俺が2人の為一肌脱ぐぞ!
「会長が好きそうですね」
「会長は博識です」
「会長は手先も器用です」
昼食後王女様と一緒にあちこち回りながらアピールしてみたが…何故かだんだん王女様が元気をなくしていく…何故だ?
アピールが足りないのか?しかし他にどう言えばいいのだろう
考えてると王女様に会長をどう思うか聞かれた
「もちろん大好きです」と答えたら王女様が呆然としてしまった……あれ?
その後も色々アピールしてみたが特に返事がなかった、眠くなったのかな?
とりあえず王女様を連れて王女様の教室に向かった
超多忙の為明日の投稿はお休みしますすみません<(_ _)>




