お正月番外.ライバル令嬢は奮闘する(前)
明けましておめでとうございます<(_ _)>
「マリア=カラス!今日こそはアンタを倒してケイジュ様をお救いするわ!!」
冬休み中、今年最後という日に突然チューリ嬢がいつもの取り巻きと一緒に城にのりこんできた
こちらは国王一家や宰相親子と一緒にこたつで年越しそばをすすっているところだ
「あら~チューリさんこんにちは~遊びにきてくれて嬉しいわ~~(*´ω`*)」
「遊びに来たわけじゃないわ!勝負よ!!(# ゜Д゜)」
「まぁマリア、お友達が出来たのね(*^▽^*)良い事だわ」
「そうかそうか。マリアにもついに友達が…うんいいことだ(#^^#)」
「あねうえ、おめでとうございます」
どうやら国王一家にも認められたようだ
「それで2人はどこまでの関係かしら?(*^▽^*)」
王妃が突っこんでくる
「1日の大半を共に過ごす仲ですわ(*´ω`*)」
確かにクラスメイトだから間違ってない
「まあぁ~~~~そうなの~~~~~(*^▽^*)愛が盛り上がってるのね」
盛り上がってるのは王妃と王女だ
「こうしちゃいられないわ!創作意欲が湧いてきた~~~~(`・ω・´)」
突然王妃が立ち上がり部屋を飛び出していく
「「行ってらっしゃ~い(*´ω`*)('ω')ノ」」
王女と王子が見送る
宰相が王を見やる
「…止めなくていいんですか?」
「ああなったら誰にも止められん…」
「「「???」」」
チューリ嬢達が訳が分からないと言う顔をする
3人は知らないようだが王妃は隣国ゲージツ国(今はない)出身で同性同士の恋愛話を書くことに人生を捧げているのだ。現在は淑女限定の会「薔薇と百合の会」を立ち上げ我が国の社交界に着々と男同士、女同士の恋愛話を広めている
「気を取り直して改めて勝負よ!(`・ω・´)」
チューリ嬢が仕切り直した
「いいわ~何をする~~?(*´ω`*)」
「ふっ!考えてあるわ年越しわんこそば勝負よ( ̄ー ̄)ニヤリ」
何だそれは
「初めて聞くけどどうやるの~~?(*´ω`*)」
「説明してあげるわ。一口分の年越しそばをたくさん用意してどちらが沢山食べれるか勝負するのよ。先にギブアップしたほうの負けよ( ̄ー ̄)」
「わかったわ~~(*´ω`*)」
「陛下!私が勝ちましたらケイジュ様と王女の婚約を解消していただきたく存じます」
「おぉ面白そうだないいぞ(*^▽^*)アイリス、ケイジュせっかくだから審判しなさい」
「「…分かりました」」
さっきから空気に徹している幼馴染にこそっと近づく
「止めなくていいの?」
「面白そうだしね。上手くいけば解消できるかもしれない、良い感じに酔っ払ってくれてるみたいだし」
見ると国王と宰相の周りにたくさんの酒瓶が転がっている
「いつの間に…」
「公の場で宣言したら酔いがさめた後でも撤回できないだろう?ちゃんと証人になってくれよ( ̄ー ̄)ニヤリ」
お正月用の番外です。本編とは関係ありません。続きは夜