9.天然王女は立候補する
キーンコーン
ガーベラ先生が教室に入って来た。
今日も1日が始まる
「今日は授業の前にクラス委員を決めたいと思うの。皆も学園に慣れてきたと思うしそろそろ決めないとね
自薦他薦何でもいいわよ(*^_^*)」
「はい。王女様がいいと思います(*^▽^*)」
1人の生徒が余計な事を言い出した
「そうね。王女様なら皆も纏まるだろうし(*^_^*)」
先生まで余計な事を言う
マズイ、王女にクラス委員など勤まる筈がない。
絶対何かやらかす
貴族生徒達も青くなっている
「待って下さい先生!」
そこに救世主の声
発言したのはチューリ嬢だった
「王女だからと言って決めるのは良くないと思います。他にも候補がいるか確認した上で誰が1番クラス委員にふさわしいか皆に決めてもらえばいいと思います」
「う~んそうねぇ(-_-)」
よくやったチューリ嬢!
内心拍手する
他の貴族達もホッとした顔をしていた
「じゃあ改めて立候補する人はいる?他薦でもいいわよ(*^_^*)」
「「はい。立候補します」」
手を挙げたのは王女とチューリ嬢だった
「他にいない?いないなら2人のどちらかで決めるけど…」
誰も手が上がらない。いないようだ
「じゃあいないみたいだしこの2人のどちらがいいか決めて…と言いたいところだけど次の授業の時間だから続きは放課後ね(*^_^*)」
とりあえず危機は回避された
次の授業は礼儀作法でダンスの練習だった
講堂に向かう途中
ドッカーーーーーーン
科学室が爆発した
何!?ガス爆発!?
さすがに驚いた
「うわ――――――科学室が爆発した!!」
「またアルスト先生とジュマだ!!」
「あら~~何かしら~~~(´・ω・`)」
「王女。危ないから近づかないで下さい」
爆発現場に行こうとする王女を押さえる
「そうですよ。危ないです」
「ケイジュ。何でここに」
どこにでも出てくる奴だ
「この時間は私のクラスが化学だったんだ」
「それで何が原因なの?」
「あぁ知らないんだね。アルスト先生とジュマという生徒はよくケンカするんだ」
「「ケンカ??」」
「そうケンカ。2人とも科学バカなんだけどアルスト先生は爆薬派、ジュマは毒薬派。最初の内は2人とも「化学は素晴らしい」とか意気投合するんだけど、そのうち「毒薬が1番」とか「爆薬サイコー」とか言い出してケンカするんだ」
「それで白熱して爆発させると」
「うん(*^_^*)」
「…色々言いたいけど何て言えばいいか分からないわ」
「まぁそうだろうね。ところでこの間の話だけど続きがしたいな。今いいかい?」
「…これから授業なんだけど」
「姫。何の授業なんですか?」
「礼儀作法よ。ダンスをするの(*´ω`*)」
「それなら抜け出しても大丈夫ですね。姫、これから私はアイリスとより友情を深めるための話し合いをしたいのですがアイリスをお借りしてもよろしいですか?」
「もちろんいいわよ~~(*´ω`*)仲良くなれるといいわね。行ってらっしゃ~い」
「はぁ…分かったわよ。どこにする?」
「屋上でいいだろう。人目につかないし誰か来てもすぐわかる」
う~んネタが浮かばなくなってきた…(=_=)