7・たいへん
7話です♪
むこうに
おおきい まちがある
ボクらは そこへ むかってく
やまをこえ たにをこえ
ボクらは そこを めざしてゆく
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「この山を越えれば、大きな町に着きますよ、ココ様」
カラスさんは、背中に乗っているココとボクにそういった。
「そのまま、まっすぐに。お願いね」
ココは、目を細める。視界には、霧がたちこめていた。真っ白で、見えるのはココのつややかな茶色の背中と、カラスさんの漆黒の背中。
そもそも。なぜ、ドングリのボク達が、山から抜け出して町に向かっているのか。
ドングリならば、一番安全な自然豊かな山に根をはればいいのに。
確かに、そうかもしれない。
でも、ボク達は、ボク達の師匠に教わったことがある。
"旅に行くのなら、一度だけのドングリ生だ。
存分に冒険しろ。存分に楽しむんだ"
そう教わった。
だから、ボクらはその師匠の教えに従う。ドングリ生の先輩である、師匠のいうことだ。
ボクだって、一度きりのドングリ生を無駄にしたくない。
だから、ボクらは冒険する。例え、途中で命を落とすことになったとしても。
「着きましたよ」
カラスさんはそう言い、ボクとココを背から降ろす。
「ここからは、とても危険です。十分にお気を付けて、ココ様とその幼馴染様」
「ありがとう、カラスさん」
「ありがとうございました」
ボクとココは、カラスさんに頭を下げる。カラスさんはニコッと微笑み、こう言った。
「困ったとき、どこかに移動したいときは、どうぞご遠慮なく。いつでも飛んできますよ」
大きな黒い翼の片方を、胸にあて、礼儀正しくお辞儀をする。
そして、バサッバサッとはばたき去っていく。
その黒い影は、すぐに小さくなってきえていった。
ドンセカ質問コーナー!!(((o(*゜▽゜*)o)))4
夏「なっちゃんと、」
イチ「イっちゃんの、」
夏・イチ「「ドンセカ質問コーナー4!!」」
ココ「ココもいるよ!」
3人「「「はじまるよ!!」」いぇーい!」
夏「今回は、スペシャルゲストに、ココちゃんに来てもらってます!!」
ココ「やっほ~、みんな元気?」
イチ「おかあさんといっしょのおねえさんかよ」
ココ「おねえさんは、元気元気!!」
イチ「まんまじゃん!!」
夏「あー、はいはい。皆さんのみてのとおり、このお二人は仲がとても良く、幼馴染ですが・・・」
ココ・イチ「「!?」」
夏「・・・二人が出会ったのは、いつですか?だって」
イチ「なんで、いったん黙ったの!?」
ココ「えーと、生まれた時からかな~」
イチ「あ・・・あぁ、そうだね」
ココ「お隣さんだったし、誕生日近いし」
夏「へぇ~、初耳」
イチ「ちなみに、ボクの方が年上なんだよ」
夏「・・・だそうです!」
ココ「たった、二日の話じゃない!」
イチ「二日でも、ボクの方が年上だい!」
ココ「五十歩百歩よ!私が百歩の方ね」
イチ「なんだって!?」
夏「・・・じゃあ、次回で会いましょう!」
イチ「二日だって、大きいんだぞ!?4月1日生まれと、4月3日生まれじゃ学年違うじゃないか!!」
夏「・・・またね~!」
ココ「別に、ワタシ達は、4月生まれじゃないからいいのよ!!」
イチ「そんなん、関係あるかぁっ!?」
夏「・・・ケンカするほど仲が良い・・・」
イチ・ココ「「無関係者は、静かにして!」」
夏「はぁっ!?無関係じゃないし!作者だから、関係者だしぃ!!」(ケンカに参戦)
ボカスカ、ボカスカ、ボカスカ・・・・・・続く・・・。