6・さあ
6話です! ほんの少し、長めです。
「ほんとに、何も覚えてないの!?」
「うん」
・・・まじか。まじで、忘れたんかい。
「じゃあ、どうしてここに来たの?」
ボクは、ココに何度目だろうか、聞き返す。
「いやぁ、なんとなく、なんとなく~」
さっきから、ココの答えはこれだけ。
「なんとなく・・・か」
ならば。一応聞いておこう。
「なら、その”カラスさん”はどこへ?」
ココはケロっとした顔で言う。
「カラスさん?それなら、もう帰ったよ?」
「は、はぁ」
そうですか・・・帰りましたか。
「じゃあ、ボク達は、どうやって帰るのさ」
あ。そういえば。
「帰る?どこへ?」
そうだ。
ボク達の帰る場所など、もうないんだった。
ボクは、旅立ったんだ。
「それより、ボクさぁ、見ての通り、この池にはまっちゃってて。助けてくれないかな?」
まずは、この池から、脱出することが最優先。
さもないと、ボク死んじゃうよ。
なるべく見ないようにしてるけど。
「じゃあ、カラスさん呼ぼうか?」
「お願いしますっ!!」
ボクは、頭を下げる。
「ありがとう!!ココ!」
「えへん」
「ほんっと、神!」
「ふふん」
「神としてあがめたい!」
「あがめなさい、このワタシを」
・・・あれ? まあ、いいか。
そういうことで。
ボクは、やっとこの池から逃れられることができるらしい。
でも、言われてみれば。
せっかく帰ったカラスが、少しかわいそうだ。いいのか?せっかく帰ってったのに。迷惑じゃないのかなぁ。怒らないかなぁ。
ココは、そんなの全然気にせず(というか、考えず)叫んだ。
「カラスさぁぁ~~~ん!!!!」
ほんとに、呼んだ!
これで、来るのかな?”カラスさん”。
すると、南の方角から黒い影がやってくる。
カ――――------、カ―――――-----。
「ほらね」
「ほんとに来た!!」
まさか。ほんとにカラスがやって来るとは。
カラスは、どんどんこちらへやってくる。
そして、着いた。
「どこまで送りましょうか?ココ様」
「・・・ココ様?」
ボクは、このカラスの言葉に頭をかしげる。
「まず、ここから、離れさせてほしいの。池は、あまり好きじゃないのよ」
ココは、カラスに向かって言う。
「ココ様、こちらのお方は?」
カラスは、ボクの方を見て頭をかしげる。
「ああ、ワタシの幼馴染のイチ。ついでに、一緒にお願い」
「ついでぇ!?」
え?ボク、ついでなのぉ?!
「初めまして、私は、カラス=クロウと申します。以後、お見知りおきを」
・・・まんまだね。日本語に訳したら、”カラス=カラス”だから。
「ああ、初めまして。イチです」
「こちらこそ、ココ様がお世話になっております」
ココ様ですか・・・。
「じゃあ、カラスさん、町の方までお願い!」
「承知いたしました」
カラスさんは言う。
「では、行きましょうか」
ボクとココは、カラスさんの背中に乗る。
「さあ、町へ」
カラスは、空高く舞い上がる。
その影が、下の深い池の水面に映りこんだ。
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どんぐりの ほんとうの
きゅうせいしゅは
おさななじみと
いっぴきのカラスでした
たすけられた どんぐりは
カラスの せにのり
いっしょに たびへ
でましたとさ
ドンセカ質問コーナー!!(((o(*゜▽゜*)o)))3
夏「なっちゃんと、」
イチ「イっちゃんの、」
夏・イチ「ドンセカ質問コーナー3!!はじまるよ!!」
夏「すっかり、”イっちゃん”が馴染んだね」
イチ「えへへ」
夏「じゃあ、早速質問!」
イチ「なになに~?」
夏「イっちゃんの好きな食べ物と、嫌いな食べ物はなんですか?」
イチ「えーと、好きな食べ物は、モンブランかな」
夏「・・・友食い・・・」
イチ「え?」
夏「栗って、イっちゃん、仲間なんじゃあ?」
イチ「知り合いだけど・・・」
夏「知り合い食い・・・ひどっ」
イチ「え!?」
夏「じゃ、じゃあ、嫌いな食べ物は?」
イチ「サクランボかな」
夏「うわぁ、友嫌い」
イチ「何!?”友嫌い”って!?」
夏「だって、サクランボって、仲間でしょう?」
イチ「近所だけど・・・」
夏「うわぁ、近所嫌い・・・」
イチ「だから、”近所嫌い”ってなんだよ!」
夏「ひどいなぁ、イっちゃんってば」
イチ「・・・なんなんだろう。すみません、ウチの駄作者が」
夏「ひどいなぁ、イっちゃん」
イチ「じゃあ、次回会いましょう!」
夏「ひどいなぁ、イっちゃん」
イチ「またね!!」
夏「またね!・・・ひどいの、イっちゃん」
イチ「・・・だから、さっきから、なんなんだよ!!!!」
続く......。