10・こんにちは
10話突入です!
何故カラスさんがココに忠実になったのかのエピソードは、また次の機会に!
「あのカラスさんを、傷つけた・・・・・?」
今、ボクの目の前にいるカラス。
ごみをあさって散らかしていたカラス。
このカラスが、かつてあの優しいカラスさんを、飛べなくなるまで痛めつけたという。
ボクの頭の中が、空っぽになった。
「イチ! 前をしっかり見て!!」
ココの甲高い声が頭に響く。
「ああん? なんだよ、チビ! そのいいようは?」
「だって、あなたが、カラスさんをいじめたんでしょう! あなたがアタシを”チビ”という権利はないわ! アタシは”ココ”よ!」
真っすぐ薄汚いカラスを見つめるココ。
ボクをはさんで火花が飛び散る。
「あなたこそ、器がとてつもなく小さい、”チビ”よ!」
そのカラスの黒い瞳がカッとなった。
「――――チビに言われる筋合いはねえよっ!!」
まさに今、カラスがココに飛びかかろうとしたとき・・・・・・。
「 カ ラ ス さ ぁ ぁ ~ ~ ~ ん ! ! ! ! 」
ココが、周りのものをすべて吹き飛ばしてしまいそうな程の、大きな声を上げた。
木々がざわめく。
その声は建物の隙間を通って響きわたる。
「――――ココ様達に、手を出すでないっっっ!!!」
バサッと黒い影が、ココの前へ舞い降りた。
瞬間、瓜二つの顔が並んだ。
互いに睨み合う。
一匹は、膨大な恨みを込めた、きつい瞳で。もう一匹は、相手の行いを責めるかのような、しかし奥に彼への憐れみを秘めている瞳だった。
「チッ。また、てめえかよ? よくもそんなツラしてやって来れたな」
カラスはカラスさんに向かってそう吠えた。
しかし、カラスさんは冷静に返す。
「久しぶり、とでもいえば良いでしょうか? 先日は私の両翼をボロボロにしてくれましたね。
―――――――クラーイ=クロウ兄様」
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青年カラスは わかりませんでした
あの カラスは 誰なのか
そして なぜ 網の中などに いたのかと
彼は ずっと 不思議におもっていました
しかし その後 また
あの彼と 会うこととなるのです
彼らの母は その年に
帰らぬカラスとなってしまいました
愛する母の 葬式に
兄は 参列せざるを得ませんでした
ぽろぽろと 涙を こぼす カラスたち
その中で 一匹 泣かないカラスが いました
そのとき 彼は 気付きます
昔 自分の兄は 自分に 涙を 一度も見せませんでした
それは 今も変わらずに
兄は 心の中だけで泣いているのだと
あのとき 網の中にいた
悲しい瞳の あのカラスは
いつか 何者かに連れ去られた
賢い 自分の兄だったんだと―――
ドンセカ質問コーナー!!(((o(*゜▽゜*)o)))8
夏「なっちゃんと、」
イチ「イっちゃんの、」
夏・イチ「「ドンセカ質問コーナー!!8」」
夏・イチ「「始まるよ!!」」
イチ「ついに、カラスさんの兄の正体が!」
夏「といっても、名前だけというね(笑)」
イチ「ねぇ、ねぇ、今回の質問は?」
夏「あっ、そうそう! 質問来てます!」
夏「イっちゃんの学校のテストの成績は? だって」
イチ「って、何だって!?」
夏「だから、イっちゃんのテストの点数、何点? って」
イチ「き、聞こえないな~っ。はい、次の質問!」
夏「コラ! 話をそらさない!」
イチ「てすと? なにそれ、おいしいの?」
夏「(* ̄0 ̄)/ オーイ!!!!」
イチ「ああっ! なっちゃんの目が横ボーに!」
夏「(*'▽')へ?」
イチ「あ、もどった」
夏「何点ですか???」
イチ「わぁぁぁーーーーーー」
――――ヒラリ。
夏「ん?(拾う)」
イチ「Σ(゜□゜;)はっ!」
夏「0・・・・・・ゴクリ」
イチ「Σ(゜д゜lll)ガーン」
夏「0・・・・・・と」
イチ「Ω\ζ°)チーン」
夏「1・・・・・・? って、イっちゃん!?」
夏「まさか・・・っ、これって」
夏・イチ「・・・・・・」
夏・イチ「「 1 0 0 点 ! ? 」」
イチ「だから、言いたくなかったんだ・・・」
夏「てか、そもそもドングリに学校ってあんの?」
イチ「・・・次回もお楽しみにー! まったね~!」
夏「スルー!? スルーしちゃうの!?」
夏「すいません、うちのイっちゃんが(*- -)(*_ _)ペコリ」
イチ「目が横ボーに!!」
夏「そこはツッコむんかい!」
夏「ドングリの学校、ちゃんとあります。では、次回は、そのお話で!」
夏「次回も、お楽しみに!」
夏「まったね~!」




